昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/12金)
禍根を残す介入騒動・・・
———–7/11ドル円相場————————–
米CPI下振れと介入観測で157.419まで急落
OP161.610 HI161.756 LO157.419 CL158.879
———-7/11主な出来事—————————-
15:00 ドイツ6月消費者物価指数・改定値(前年比) +2.2%
前回+2.2%
予想+2.2%
15:00 イギリス5月GDP(前月比) +0.4%
前回0.0%
予想+0.2%
15:00 イギリス5月鉱工業生産(前月比) +0.2%
前回-0.9%
予想+0.2%
15:00 イギリス5月貿易収支 -179.17億ポンド
前回-196.07億ポンド(-194.42億ポンド)
予想-168.00億ポンド
21:30 アメリカ6月消費者物価指数(前月比) -0.1%
前回0.0%
予想+0.1%
21:30 アメリカ6月消費者物価指数(前年比) +3.0%
前回+3.3%
予想+3.1%
21:30 アメリカ6月消費者物価指数・コア(前年比) +3.3%
前回+3.4%
予想+3.4%
21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.2万件
前回23.8万件(23.9万件)
予想23.6万件
23:02 神田財務官
「介入の有無についてコメントする立場ではない」
25:27 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「何らかの政策調整が正当化されるだろう」
「経済は今年1-2回の利下げが適切な軌道に乗っているようだ」
———-7/11株式・債券・商品———————-
日経平均 42224.02△392.03
豪ASX 7889.642△72.835
上海総合 2970.387△31.023
英FT 8223.34△29.83
独DAX 18534.56△127.34
NYダウ 39753.75△32.39
日10年債利回り 1.090%△0.005
豪10年債利回り 4.3735%△0.0293
英10年債利回り 4.074%▼0.052
独10年債利回り 2.463%▼0.070
米02年債利回り 4.5130%▼0.1070
米10年債利回り 4.2101%▼0.0740
NY原油 82.62△0.52
NY金 2421.90△42.20
———–7/12注目材料—————————–—
<国内>
なし
<海外>
09:00 4-6月期シンガポールGDP・速報値
—– 6月中国貿易収支
15:00 6月独卸売物価指数
15:00 6月スウェーデン消費者物価指数
15:45 6月仏CPI改定値
16:00 5月トルコ経常収支
21:00 5月メキシコ鉱工業生産
21:30 5月カナダ住宅建設許可件数
21:30 6月米卸売物価指数
23:00 7月米ミシガン大消費者態度指数・速報値
———–7/12きょうのひとこと———————-
30分足のドル円チャートをみてわかるように、昨日21時半過ぎにドル円が急落しました。米6月CPIが予想を下回ったことがきっかけですが、さすがにそれだけで4円以上も下落するというのは考えにくいので、やはり政府・日銀が介入を行った可能性が高そうです。とはいえ、米CPIの発表直後というNY市場の中でも最も取引が活発な時間帯の介入だとしたら、投入金額と円押し上げ幅の見合いでコスパは悪そうだし、イエレン米財務長官に正面からケンカを吹っ掛けたことにもなるため、タイミングとしてはいささか疑問ですね。いずれにせよ、この動きが市場になんらかの禍根を残したことは確かでしょう。神田財務官は日米金利差が縮小しているにもかかわらずドル高・円安に振れているのは投機の仕業だと述べましたが、介入騒動がその投機のヒトたちのファイティング・スピリッツに火を着けることにならなければいいのですが・・・
本日もよろしくお願いします。