総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/28金)

歴史的高値圏を維持 更新のカギは米PCEデフレーターか ただし週末にかけて不確実性の高いイベント続く

———–6/27ドル円相場————————–

米個人消費の下方修正で160.280まで下落も、ドル安以上の円売りで160.820まで持ち直す

OP160.739 HI160.820  LO160.280 CL160.766

———-6/27主な出来事—————————-

18:30 ハウザーRBA副総裁
「金融政策巡る判断、インフレのみが焦点ではない」
「1つの数値(5月CPI)に基づいて政策を定めるのは大きな間違いであり、われわれはそうしない」

21:30 アメリカ1-3月期GDP・確定値(前期比年率) +1.4%
前回+1.3%
予想+1.3%
21:30 アメリカ1-3月期個人消費・確定値(前期比年率) +1.5%
前回+2.0%
予想+2.0%
21:30 アメリカ1-3月期コアPCEデフレーター・確定値(前期比年率) +3.7%
前回+3.6%
予想+3.6%

21:30 アメリカ5月耐久財受注(前月比) +0.1%
前回+0.7%(0.2%)
予想-0.1%
21:30 アメリカ5月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) -0.1%
前回+0.4%
予想+0.2%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 23.3万件
前回23.8万件(23.9万件)
予想23.6万件

23:00 アメリカ5月住宅販売保留指数(前月比) -2.1%
前回-7.7%
予想+0.5%

———-6/27株式・債券・商品———————-

日経平均 39341.54▼325.53
豪ASX  7759.595▼23.411
上海総合 2945.852▼26.673
英FT   8179.68▼45.65
独DAX  18210.55▽55.31
NYダウ  39164.06△36.26

日10年債利回り 1.076%△0.045
豪10年債利回り 4.409%△0.099
英10年債利回り 4.130%▼0.001
独10年債利回り 2.448%▼0.004
米02年債利回り 4.7120%▼0.0353
米10年債利回り 4.2864%▼0.0430

NY原油 81.74△0.84
NY金  2336.60△23.40

———–6/28注目材料—————————–—

<国内>
08:30  5月完全失業率
08:30  6月東京都区部消費者物価指数
19:00  外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

<海外>
10:00  米大統領選候補者討論会
15:00  5月独輸入物価指数
15:00  1-3月期英GDP・改定値
15:00  1-3月期英経常収支
15:45  6月仏消費者物価指数・速報値
15:45  5月仏卸売物価指数
16:00  5月トルコ貿易収支
16:55  6月独失業率
16:55  6月独失業者数
19:00  バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
19:00  ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
21:00  5月南アフリカ貿易収支
21:30  4月カナダGDP
21:30  5月米個人所得
21:30  5月米個人消費支出(PCE)
21:30  5月米PCEデフレーター
22:45  6月米シカゴPMI
23:00  6月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
25:00  ボウマンFRB理事、講演
25:40  デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演

6/30(日)
10:30  6月中国製造業PMI
—–  フランス総選挙(第1回投票)

———–6/28きょうのひとこと———————-

ドル円は160円台後半を維持。一昨日付けた160.87円の38年ぶり高値を更新する機会を窺っています。今夜の米5月PCEデフレーターがカギでしょうか。ただ、きょうは月末・四半期末の最終取引日。リバランスなどの特殊フローが為替の値動きに影響する度合いが相対的に高まりやすい一日です。そして米大統領選の候補者テレビ討論会ではトランプ氏の口撃にバイデン大統領が耐えられるか不安視されています。さらには週末に行われるフランスの総選挙では、マクロン派の与党候補の中には2回目の決戦投票にすら進めない候補者が多く出るのではとの懸念もあります。いずれも不確実性の高いイベントのため、市場は「様子見」に傾きがちかもしれません。

本日もよろしくお願いします。