総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/25火)

一時ナゾの急落が発生も数分後には持ち直す 高値警戒感と介入警戒感が重しの一方、押し目買いの強さも

———–6/24ドル円相場————————–

160円目前で伸び悩む 米金利低下が重し

OP159.659 HI159.923  LO158.702 CL159.573

———-6/24主な出来事—————————-

07:55 神田財務官
「為替の過度な変動は国民経済に悪い影響がある」
「過度な変動あれば適切に行動する」
「為替介入は、24時間いつでも準備している」

08:50 日銀6月会合「主な意見」
「遅きに失することなく適時に金利を引き上げることが必要だ」
「物価が上振れる可能性もあるだけに、さらなる調整(利上げ)の検討も必要だ」
「政策金利の変更を考えるタイミングは中長期の予想インフレ率の上振れなどを経済指標で確認してからでよいと考えられる」
「金融政策運営は為替の短期的な変動には左右されない」

10:42 鈴木財務相
「為替の過度な変動は望ましくない、適切に対応」

17:00 ドイツ6月IFO企業景況感指数 88.6
前回89.3
予想89.6

21:44 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「インフレデータ以外は冷え込みの兆候を示している」
「インフレデータの鈍化は緩和への扉を開くだろう」

———-6/24株式・債券・商品———————-

日経平均 38804.65△208.18
豪ASX  7733.687▼62.287
上海総合 2963.099▼35.039
英FT   8281.55△43.83
独DAX  18325.58△162.06
NYダウ  39411.21△260.88

日10年債利回り 0.996%△0.021
豪10年債利回り 4.217%△0.005
英10年債利回り 4.081%▼0.002
独10年債利回り 2.419%△0.007
米02年債利回り 4.7234%▼0.0088
米10年債利回り 4.2321%▼0.0233

NY原油 81.63△0.90
NY金  2344.40△13.20

———–6/25注目材料—————————–—

<国内>
なし

<海外>
09:30 6月豪ウエストパック消費者信頼感指数
18:00 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、講演
20:00 ボウマンFRB理事、講演
21:30 5月カナダ消費者物価指数
22:00 4月米住宅価格指数
22:00 4月米ケース・シラー住宅価格指数
23:00 6月米消費者信頼感指数
23:00 6月米リッチモンド連銀製造業景気指数
25:00 クックFRB理事、講演
26:00 米2年債入札
26:15 ナーゲル独連銀総裁、講演

———–6/25きょうのひとこと———————-

昨日は160円目前で足踏み。それよりも目立ったのは、ロンドンタイムに起きた158.70円あたりまで急落するナゾの円急騰劇でした。真相は藪の中ですが、介入を想起させる大口の円買いが持ち込まれたことで市場が一瞬パニック状態になったのではないでしょうか。オバケ屋敷で他人の悲鳴に驚いてまわりのみんながビクッとするアレですね。少し冷静になれば、ここにオバケがいるはずがないとわかって(この水準で介入が入るはずがないとわかって)、ものの数分で159円台半ばへと持ち直しました。介入警戒感と高値警戒感がなせる動きともいえる半面、押し目買い意欲の強さを物語る動きでもあります。

本日もよろしくお願いします。