総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/20木)

終値158円台は介入前日の4月28日以来 円じり安で介入警戒感もじわり高まる

———–6/19ドル円相場————————–

米祝日で動意薄も円売り優勢で158.129までじり高

OP157.845 HI158.129  LO157.603 CL158.095

———-6/19主な出来事—————————-

08:50 日本5月貿易統計(通関ベース) -1兆2213億円
前回-4625億円(-4656億円)
予想-1兆3137億円

08:50 日銀・金融政策決定会合議事要旨(4月25-26日分)
「見通しの確度の高まりに合わせて、適時適切に政策金利を引き上げていくことが必要」
「利上げのタイミングや幅に関する議論を深めることが必要」
「円安で基調的な物価上昇率が上振れすれば、正常化のペースが速まる可能性は十分にある」

15:00 イギリス5月消費者物価指数(前年比) +2.0%
前回+2.3%
予想+2.0%
15:00 イギリス5月消費者物価指数・コア(前年比) +3.5%
前回+3.9%
予想+3.5%

—– 欧州委、仏・伊などに財政規律違反の是正を求める「過剰赤字手続き」を開始

—– 英世論調査、与党・保守党は現有議席の3分の2失う公算

———-6/19株式・債券・商品———————-

日経平均 38570.76△88.65
豪ASX  7769.722▼8.362
上海総合 3018.049▼12.197
英FT   8205.11△13.82
独DAX  18067.91▼64.06
NYダウ  —–

日10年債利回り 0.931%▼0.011
豪10年債利回り 4.180%△0.026
英10年債利回り 4.067%△0.019
独10年債利回り 2.404%△0.008
米02年債利回り —–
米10年債利回り —–

NY原油 —–
NY金  —–

———–6/20注目材料—————————–—

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
07:45  1-3月期ニュージーランドGDP
15:00  5月独生産者物価指数
16:30  スイス中銀政策金利
17:00  ノルウェー中銀、政策金利
20:00  BOE政策金利
20:00  英MPC議事要旨
21:30  1-3月期米経常収支
21:30  5月米住宅着工件数
21:30  5月米建設許可件数
21:30  6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30  前週分の米新規失業保険申請件数
21:45  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
23:00  6月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:00  EIA週間原油在庫統計
29:00  バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演

———–6/20きょうのひとこと———————-

一昨日の植田総裁に続いて昨日の金融政策決定会合議事要旨も、日銀の追加利上げに対する前向きな姿勢を示す内容でした。それでも円が(小幅とはいえ)売られ続けるのは、市場が日銀を信用していないのか、利上げしても円を押し上げる材料にならないと見ているのか、あるいはその両方かということでしょうか。なお、ドル円が158円台で取引を終えたのは介入(が発動されたと見られる)前日の4月28日以来です。足元のように緩やかなペースで進む円安には介入しにくいのは確かですが、水準的には介入への警戒感がジワリと高まりそうなゾーンに入ってきたと言えるでしょう。

本日もよろしくお願いします。