昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/13木)
米CPIとFOMCで乱高下したものの終わってみれば小幅な円高・ドル安、データに一喜一憂の展開継続へ
———–6/12ドル円相場————————–
米CPI下振れで155.718まで急落も、FOMCタカ派で156円台後半へ下げ幅を縮小
OP157.114 HI157.371 LO155.718 CL156.723
———-6/12主な出来事—————————-
10:30 中国5月消費者物価指数(前年比) +0.3%
前回+0.3%
予想+0.4%
10:30 中国5月生産者物価指数(前年比) -1.4%
前回-2.5%
予想-1.5%
15:00 イギリス4月GDP(前月比) 0.0%
前回+0.4%
予想+0.1%
15:00 イギリス4月鉱工業生産(前月比) -0.9%
前回+0.2%
予想-0.1%
15:00 イギリス4月貿易収支 -196.07億ポンド
前回-139.67億ポンド
予想-142.00億ポンド
21:30 アメリカ5月消費者物価指数(前月比) 0.0%
前回+0.3%
予想+0.1%
21:30 アメリカ5月消費者物価指数(前年比) +3.3%
前回+3.4%
予想+3.4%
21:30 アメリカ5月消費者物価指数・コア(前月比) +0.2%
前回+0.3%
予想+0.3%
21:30 アメリカ5月消費者物価指数・コア(前年比) +3.4%
前回+3.6%
予想+3.5%
27:00 FOMC、政策金利を5.25-5.50%に維持
「インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている」
「ここ数カ月間、2%のインフレ目標に向けて緩やかな一段の進展が見られた」
27:00 FOMC、2024年インフレ(PCE)見通しを2.6%に上方修正、25年も2.3%に上方修正
27:00 FOMC、24年末の政策金利予測を5.125%に引き上げ(利下げは1回×25bpのみ)
27:30 パウエルFRB議長、会見
「インフレ率が持続的に2%に向かっていると確信を得られるまで、利下げすることは適切ではない」
「今年はこれまでのところ、データからはそのような確信を得られていない」
「きょう発表されたCPIは前向きなもので、今後のデータがどのようなものになるか、傾向を見極める必要がある」
「インフレ率が2%に持続的に低下することを確信できる指標を求めており、1つのデータだけで動こうとするのは避けたい」
———-6/12株式・債券・商品———————-
日経平均 38876.71▼258.08
豪ASX 7715.511▼39.865
上海総合 3037.468△9.423
英FT 8215.48△67.67
独DAX 18630.86△260.92
NYダウ 38712.21▼35.21
日10年債利回り 0.986%▼0.041
豪10年債利回り 4.279%▼0.045
英10年債利回り 4.128%▼0.140
独10年債利回り 2.530%▼0.092
米02年債利回り 4.7518%▼0.0822
米10年債利回り 4.3160%▼0.0880
NY原油 78.50△0.60
NY金 2354.80△28.20
———–6/13注目材料—————————–—
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
08:01 5月英RICS住宅価格
10:30 5月豪失業率
10:30 5月豪新規雇用者数
15:00 5月独卸売物価指数(WPI)
16:00 ミュラー・エストニア中銀総裁、講演
18:00 4月ユーロ圏鉱工業生産
21:30 5月米生産者物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
25:00 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
26:00 米30年債入札
—– G7首脳会議(伊プーリア州、15日まで)
———–6/13きょうのひとこと———————-
米5月CPIの鈍化を受けてドル円は157.20円付近から155.72円まで約1.5円下落しましたが、FOMCが予想以上にタカ派だったとして156.90円まで1円余り買い戻されるという荒っぽい動きとなりました。結局、終値ベースでは40銭の円高・ドル安で、2大イベントを消化してみれば大きな水準変化はなかったという状況です。FOMCはタカ派的だったとはいえ、次の一手は利下げの見通しを維持。その利下げが「データ次第」であるという姿勢にも変わりはありません。ドル円が米経済データに一喜一憂する展開も続くのでしょう。次の重要データは18日の5月小売売上高ですが、今夜の5月PPIや新規失業保険申請件数、明日の5月ミシガン大消費者インフレ期待などにも敏感な反応を示しそうです。
本日もよろしくお願いします。