総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/11火)

南ア、メキシコにつづきフランスでも選挙が市場を揺さぶることに 選挙イヤーのクライマックスは11月の米大統領選

———–6/10ドル円相場————————–

仏政局不安でドル高(ユーロ安) 157.91まで強含み

OP156.734 HI157.191  LO156.684 CL157.025

———-6/10主な出来事—————————-

—– マクロン仏大統領、解散総選挙を表明

08:50 日本4月国際収支・経常収支(季調前)+2兆505億円
前回+3兆3988億円
予想+1兆7376億円
08:50 日本4月国際収支・貿易収支 -6615億円
前回+4910億円
予想-3478億円

08:50 日本1-3月期GDP・2次速報(前期比年率)-1.8%
前回-2.0%
予想-2.0%

25:00 ラガルドECB総裁
「われわれは適切な決定を下したが、それは金利が直線的な低下軌道にあることを意味するものではない」「金利を再び据え置く期間があるかもしれない」
「政策金利はあらかじめ決められた軌道にあるわけではない」

———-6/10株式・債券・商品———————-

日経平均 39038.16△354.23
豪ASX  —–
上海総合 —–
英FT   8228.48▼16.89
独DAX  18494.89▼62.38
NYダウ  38868.04△69.05

日10年債利回り 1.044%△0.068
豪10年債利回り —–
英10年債利回り 4.322%△0.060
独10年債利回り 2.670%△0.050
米02年債利回り 4.8804%▼0.0064
米10年債利回り 4.4670%△0.0335

NY原油 77.74△2.21
NY金  2327.00△2.00

———–6/11注目材料—————————–—

<国内>
08:50  5月マネーストックM2

<海外>
10:30  5月豪NAB企業景況感指数
15:00  5月英失業率
15:00  5月英失業保険申請件数
15:00  2-4月英失業率(ILO方式)
15:00  2-4月英週平均賃金
16:00  シムカス・リトアニア中銀総裁、講演
16:10  ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
17:00  レーン・フィンランド中銀総裁、講演
20:00  ホルツマン・オーストリア中銀総裁、講演
20:05  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
21:00  4月メキシコ鉱工業生産
21:30  4月カナダ住宅建設許可件数
23:00  マクルーフ・アイルランド中銀総裁、講演
25:45  エルダーソンECB専務理事、講演
26:00  米10年債入札(390億ドル)

———–6/11きょうのひとこと———————-

昨日はフランスでマクロン大統領が議会の解散と総選挙の実施を表明。先の欧州議会選挙で圧勝した極右・国民連合(RN)の国政への影響力を弱めようと機先を制した格好ですが、あちこちのメディは「危険な賭け」「最大のギャンブル」などと評しています。もし、反EUを掲げるRNがフランスの国政を担うことになればユーロ圏全体への影響は必至。またポピュリズム政策を採ることで財政悪化も懸念されるところです。昨日のフランス市場は株、債券、ユーロが下落するトリプル安商状。ここにきて南アフリカ(ランド)、メキシコ(ペソ)に続いてフランス(ユーロ)でも選挙によって市場が揺さぶられることになりました。今年は世界的に「選挙イヤー」といわれてきましたが、そのクライマックスとなるのが11月の米大統領選。この結果も市場に大きな影響を及ぼすことになるのでしょうか。

本日もよろしくお願いします。