昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/6木)
「なんとなくリスクオフ」から「なんとなくリスクオン」へ カナダ中銀利下げで米金利低下・米株高
———–6/5ドル円相場————————–
インド株安一服で156円台回復 ISM非製造業で156.485まで反発も米金利低下で伸び悩む
OP154.875 HI156.485 LO154.763 CL156.125
———-6/5主な出来事—————————-
08:15 ブロックRBA総裁
「インフレは低下しているが、スピードは緩やか」
「政策についていかなる方向性も否定しない」
08:30 日本4月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年比) +2.1%
前回+0.6%(1.0%)
予想+1.8%
10:30 オーストラリア1-3月期GDP(前期比) +0.1%
前回+0.2%(0.3%)
予想+0.2%
16:55 ドイツ5月サービス業PMI・改定値 54.2
前回53.9
予想53.9
17:00 ユーロ圏5月サービス業PMI・改定値 53.2
前回53.3
予想53.3
17:30 イギリス5月サービス業PMI・改定値 52.9
前回52.9
予想52.9
21:15 アメリカ5月ADP雇用統計(前月比) +15.2万人
前回+19.2万人(18.8万人)
予想+17.5万人
22:45 米5月サービス業PMI・改定値 54.8
前回54.8
予想54.8
22:45 カナダ中銀、政策金利を5.00%から4.75%に引き下げ
「理事会は金融政策をそれほど引き締める必要はないと合意し、政策金利を25ベーシスポイント引き下げた」
「最近のデータにより、インフレ率が引き続き2%の目標に向かって進むという確信が高まった」
「とはいえ、インフレ見通しに対するリスクは依然として残っている」
23:00 アメリカ5月ISM非製造業景況指数 53.8
前回49.4
予想50.8
23:00 アメリカ5月ISM新規受注指数 54.1
前回52.2
予想53.2
23:00 アメリカ5月ISM仕入価格指数 58.1
前回59.2
予想59.0
23:00 アメリカ5月ISM雇用指数 47.1
前回45.9
予想47.2
29:00 SP500、NASDAQ、史上最高値で取引終了
———-6/5株式・債券・商品———————-
日経平均 38490.17▼347.29
豪ASX 7769.002△31.946
上海総合 3065.403▼25.796
英FT 8246.95△14.91
独DAX 18575.94△170.30
NYダウ 38807.33△96.04
日10年債利回り 1.017%▼0.013
豪10年債利回り 4.245%▼0.058
英10年債利回り 4.184%△0.006
独10年債利回り 2.512%▼0.022
米02年債利回り 4.7222%▼0.0481
米10年債利回り 4.2755%▼0.0505
NY原油 74.07△0.82
NY金 2375.50△28.10
———–6/6注目材料—————————–—
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
10:30 中村日銀審議委員、あいさつ
<海外>
10:30 4月豪貿易収支
14:45 5月スイス失業率
15:00 4月独製造業新規受注
17:30 5月英建設業PMI
18:00 1-3月期南アフリカ経常収支
18:00 4月ユーロ圏小売売上高
20:30 5月米チャレンジャー人員削減数
21:15 ECB政策金利
21:30 4月カナダ貿易収支
21:30 4月米貿易収支
21:30 1-3月期米非農業部門労働生産性・改定値
21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
21:45 ラガルドECB総裁記者会見
23:00 5月カナダIvey購買部協会景気指数
———–6/6きょうのひとこと———————-
やはり「なんとなくリスクオフ」の動きは早々に収束。昨日は一転して「なんとなくリスクオン」の展開で、SP500とナスダックが史上最高値を更新しました。カナダ中銀の利下げでFRBも9月に追随するとの観測が広がり米長期金利が低下。形の上では新興国の政治不安を先進国の利下げ(および利下げ観測)で払拭したことになります。きょうはECBの利下げが確実。とはいえ、確実な分だけ焦点は7月以降の利下げペースに向けられています。追加利下げに対するECBの姿勢が前向きでなければ「なんとなくリスクオフ」に再び傾いてもおかしくありません。キャリートレードの元手に使われる円は、きょうも市場のムード次第で上下しやすい地合いが続きそうです。
本日もよろしくお願いします。