総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/8水)

自律的な上昇続く 「なにもないときにどう動くのか」注目

———–5/7ドル円相場————————–

米金利低下も株高による円売り主導で154.750まで上昇

OP153.849 HI154.750  LO153.827 CL154.680

———-5/7主な出来事—————————-

08:15 神田財務官
「過度な変動や無秩序な動きあれば政府が適切な対応」
「各国当局と意思疎通密に連携継続に変わりなし」

13:30 RBA、政策金利を4.35%に維持
「金利の道筋は依然として不透明であり、理事会は何も決定しておらず何も排除していない」

15:00 ドイツ3月貿易収支 +223億ユーロ
前回+214億ユーロ
予想+222億ユーロ

17:39 植田日銀総裁
「首相とは定期的に意見交換を行っている」
「大きな政策変更をした後なので、その後の経済金融情勢について意見交換した」
「為替について十分注視していくことを確認」
「円安で今後基調的物価情勢にどういう影響が出てくるか注意深くみていく」

18:00 ユーロ圏3月小売売上高(前月比) +0.8%
前回-0.5%(-0.3%)
予想+0.7%

22:15 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁
「金利を長期にわたり現行水準にとどめる必要がある」

———-5/7株式・債券・商品———————-

日経平均 38835.10△599.03
豪ASX  7793.323△110.952
上海総合 3147.738△7.018
英FT   8313.67△100.18
独DAX  18430.05△254.84
NYダウ  38884.26△31.99

日10年債利回り 0.873%▼0.028
豪10年債利回り 4.305%▼0.074
英10年債利回り 4.125%▼0.097
独10年債利回り 2.420%▼0.049
米02年債利回り 4.8304%▼0.0001
米10年債利回り 4.4570%▼0.0304

NY原油 78.38▼0.10
NY金  2324.20▼7.00

———–5/8注目材料—————————–

<国内>
なし

<海外>
15:00 3月独鉱工業生産
16:30 スウェーデン中銀、政策金利
21:00 ウンシュ・ベルギー中銀総裁、講演
23:30 EIA週間在庫統計
24:00 ジェファーソンFRB副議長、講演
24:45 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
26:00 米10年債入札
26:00 デコス・スペイン中銀総裁、講演
26:30 クックFRB理事、講演

———–5/8きょうのひとこと———————-

さしたる材料がない中でドル円は154円台後半へと上昇。先週の介入騒動と米雇用統計で最大8円超、151.80円台まで下落した反動と見られます。いわゆる「自律反発」という動きです。きょうも取り立てて材料はなさそうですが、「なにもないときにどう動くのか」という点に相場の本質があらわれるとも考えられるため目が離せません。

本日もよろしくお願いします。