昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/21木 )
FOMCはデータ次第の「コウモリ派」 円安継続で152円の壁にあらためて挑む公算
———–3/20ドル円相場————————–
FOMC利下げ見通し維持でドル売り 151.815から150.718まで下落するも株高・円安で151円台に持ち直す
OP150.812 HI151.815 LO150.718 CL151.243
———-3/20主な出来事—————————-
16:00 イギリス2月消費者物価指数(前年比) +3.4%
前回+4.0%
予想+3.5%
16:00 イギリス2月消費者物価指数・コア(前年比) +4.5%
前回+5.1%
予想+4.6%
17:30 ラガルドECB総裁
「政策決定に関連するデータについては、4月までにもう少し、6月までにさらに多くのことがわかるだろう」
「初回利下げ後の特定の金利軌道を事前に約束することはできない」
19:11 日銀追加利上げ「10月」「7月」観測 円安進行が左右-日経新聞
27:00 FOMC、政策金利を5.25-5.50%に維持
「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まるまで、利下げが適切になるとは予想していない」
27:30 パウエルFRB議長会見
「(利下げは)年内のある時点になる可能性が高い」
「われわれがその確信に達し利下げが実施されるという認識を、大半の人が抱いている可能性はなお高い」
「(バランスシート縮小ペースは)かなり早期に減速させるのが適切だろう」
———-3/20株式・債券・商品———————-
日経平均 —–
豪ASX 7695.757▼7.468
上海総合 3079.686△16.930
英FT 7737.38▼0.92
独DAX 18015.13△27.64
NYダウ 39512.13△401.37
日10年債利回り —–
豪10年債利回り 4.051%▼0.029
英10年債利回り 4.016%▼0.042
独10年債利回り 2.432%▼0.018
米02年債利回り 4.6023%▼0.0808
米10年債利回り 4.2728%▼0.0197
NY原油 81.27▼1.46
NY金 2161.00△1.30
———–3/21注目材料—————————-
<国内>
08:50 2月貿易統計(通関ベース)
<海外>
06:45 10-12月期ニュージーランドGDP
09:30 2月豪雇用統計
17:15 3月仏製造業PMI・速報値
17:15 3月仏サービス業PMI・速報値
17:30 スイス中銀政策金利
17:30 2月香港消費者物価指数
17:30 3月独製造業PMI・速報値
17:30 3月独サービス業PMI・速報値
18:00 3月ユーロ圏製造業PMI・速報値
18:00 3月ユーロ圏サービス業PMI・速報値
18:00 1月ユーロ圏経常収支
18:00 ノルウェー中銀、政策金利
18:30 3月英製造業PMI・速報値
18:30 3月英サービス業PMI・速報値
20:00 トルコ中銀、政策金利
21:00 BOE、政策金利
21:00 英MPC議事要旨
21:30 10-12月期米経常収支
21:30 3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 前週分の米新規失業保険申請件数
22:45 3月米製造業PMI・速報値
22:45 3月米サービス業PMI・速報値
23:00 2月米景気先行指標総合指数
23:00 2月米中古住宅販売件数
25:00 バーFRB副議長、講演
28:00 メキシコ中銀、政策金利
—– EU首脳会議
———–3/21きょうのひとこと———————
FOMCはインフレ見通しと成長見通しを引き上げており、その意味ではややタカ派的でした。ただ、利下げ見通しを年内3回に維持したのは、2回への引き下げを見込んでいた市場から見ればややハト派的だったのでしょう。結局、利下げについては、やるもやらぬも「データ次第」のコウモリ派というしかありません。FOMC後に低下した米長期金利も、今後の動きはデータ次第でしょうからこのままズルズル下がり続けることはなさそうです。日銀が7月か10月に追加利上げとの観測報道もありましたが、いまのところは「マユツバ」ものと言わざるを得ません。クロス円の上がり具合を見ても円安の流れが止まったようには見えません。ドル円も米データ次第ではありますが、152円超えを試す機運は削がれていないと考えています。
本日もよろしくお願いします。