昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/27火 )
キャリートレードを示唆する自律的な円安進行 ポンド円が8年半ぶり高値
———–2/26ドル円相場————————–
ポンド円・ユーロ円の高値更新につれて150.836 米金利の持ち直しも支え
OP150.436 HI150.836 LO150.288 CL150.708
———-2/26主な出来事—————————-
23:50 ラガルドECB総裁
「現在のディスインフレプロセスは継続すると見込まれるが、それが2%目標の持続的な達成につながるという確信を政策委員会は必要としている」
「(欧州経済について)底打ちの兆しがますます増え、一部の先行指標は年後半の改善を示唆している」
24:00 アメリカ1月新築住宅販売件数(年率換算) 66.1万件
前回66.4万件(65.1万件)
予想68.0万件
———-2/26株式・債券・商品———————-
日経平均 39233.71△135.03
豪ASX 7652.843△9.258
上海総合 2977.022▼27.859
英FT 7684.30▼21.98
独DAX 17423.23△3.90
NYダウ 39069.23▼62.30
日10年債利回り 0.686%▼0.034
豪10年債利回り 4.100%▼0.096
英10年債利回り 4.162%△0.125
独10年債利回り 2.440%△0.077
米02年債利回り 4.7182%△0.0286
米10年債利回り 4.2795%△0.0315
NY原油 77.58△1.09
NY金 2038.90▼10.50
———–2/27注目材料—————————-
<国内>
08:30 1月全国消費者物価指数
<海外>
09:40 シュミッド米カンザスシティ連銀総裁、講演
16:00 3月独Gfk消費者信頼感指数
21:00 エルダーソンECB専務理事、講演
21:00 1月メキシコ貿易収支
22:30 1月米耐久財受注額
22:40 ラムズデンBOE副総裁、講演
23:00 12月米住宅価格指数
23:00 12月米ケース・シラー住宅価格指数
23:05 バーFRB副議長(銀行監督担当)、講演
24:00 2月米消費者信頼感指数
24:00 2月米リッチモンド連銀製造業景気指数
27:00 米7年債入札
———–2/27きょうのひとこと———————
特段の手掛かりがない中でじわりと円安が進行した昨日の動きはキャリートレードを彷彿させる動きでした。市場にストレスが少ないときは金利が低く流動性が高い円を売る(借りた円を売って金利が高い通貨を買う)のが定石と言わんばかりの動きです。金利に頭打ち感(利下げ後退余地が少ない)が出てきたドルではなく、ポンドが選好されたのも特徴的でした。そもそも、キャリートレードは調達通貨(円)が目先的に上昇しそうにないことが前提条件となります。すなわち、足元の市場は日銀がたとえ来月にもマイナス金利を解除しても円高にはならないと見ている可能性が高いということでしょう。
本日もよろしくお願いします。