総研ブログ

9日のドル円相場ときょうのひとこと(2/12月 )

150円の攻防は明日の米1月CPI次第に CPI年次改定は小幅にとどまる

————-2/9ドル円相場————————

年初来高値更新も149.573まで、下値も149.007までの一進一退

OP149.271 HI149.573  LO149.007 CL149.269

———-2/9主な出来事—————————-

07:45 ブロックRBA総裁
「インフレの最近の動向は心強い」
「勇気づけられる兆候もあるが、オーストラリアのインフレ問題は終わっていない」
「現段階では、理事会はさらなる利上げを否定はしていないが、認めたわけでもない」
「インフレ率を押し下げるために必要なことを行う」
「利下げの前にインフレ率が目標バンド内に戻っている必要はない」

08:53 鈴木財務相
「為替はファンダメンタルズを反映して安定的に推移すること重要」
「為替市場の動向をしっかり注視」

10:41 植田日銀総裁
「 将来の経済・物価を前提とすると、マイナス金利解除しても緩和的な金融環境当面続く可能性が高い」
「財務の健全性にも留意しつつ、適切な政策運営に努めていく」

16:00 ドイツ1月消費者物価指数・改定値(前年比) +2.9%
前回+2.9%
予想+2.9%

22:30 米労働省、CPI年次改定で12月分を+0.3%から+0.2%に下方修正

22:30 カナダ1月新規雇用者数  +3.73万人
前回+0.01万人
予想+1.50万人

22:30 カナダ1月失業率  5.7%
前回5.8%
予想5.9%

28:25 ローガン米ダラス連銀総裁
「労働市場は非常に逼迫しているが、緩みつつある」
「インフレに関しては大きな進展があったが、やるべきことはさらにある」
「金利調整の緊急性は見られない」

——–2/9株式・債券・商品————————

日経平均 36897.42△34.14
豪ASX  7644.841△5.591
上海総合 —–
英FT   7572.58▼22.90
独DAX  16826.50▼37.33
NYダウ  38671.69▼54.64

日10年債利回り 0.726%△0.021
豪10年債利回り 4.127%△0.021
英10年債利回り 4.086%△0.035
独10年債利回り 2.382%△0.028
米02年債利回り 4.4540%△0.0253
米10年債利回り 4.1540%△0.0329

NY原油 76.84△0.62
NY金  2038.70▼9.20

————2/12注目材料—————————-

<国内>建国記念の日の振替休日
特になし

<海外>中国旧正月
16:00 12月トルコ失業率
17:00 デコス・スペイン中銀総裁、講演
18:45 レーンECB専務理事、講演
22:15 レーンECB専務理事、講演
23:20 ボウマンFRB理事、講演
24:50 チポローネECB専務理事、講演
25:00 1月米NY連銀1年先インフレ期待
26:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
27:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
27:00 ベイリーBOE総裁、講演
28:00 1月米月次財政収支

————2/12きょうのひとこと———————

プチ注目イベントだった米CPIの年次改定は小幅な修正にとどまりました。23年12月分は前月比の伸びが下方修正されましたが11月分が同程度上方修正されて往って来いに(ドル円も往って来いに)。前年比でみれば総合・コアともに修正なしでした。これで晴れて、明日の米1月CPIに注目する態勢が整ったというところでしょう。日銀のマイナス金利の解除は「時間(時期)の問題」で、もはや円を動かす材料にはなりにくい状況です。そうなるとドル円の方向性のカギは、やはりドルの動きが握っているということに。そのドルの動きは明日の1月CPI次第ということでしょうから、ドル円の150円を巡る攻防も明日の1月CPI次第と言えるのでしょう。

本日もよろしくお願いします。