総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/8木 )

日銀副総裁からマイナス金利解除の地ならしはあるか 昨夏にはハト派発言も

————-2/7ドル円相場————————

米金利持ち直しで148.255まで上昇

OP147.914 HI148.255  LO147.618 CL148.184

———-2/7主な出来事—————————-

06:45 ニュージーランド10-12月期失業率  +4.0%
前回+3.9%
予想+4.2%
06:45 ニュージーランド10-12月期就業者数(前期比) +0.4%
前回-0.2%(-0.1%)
予想+0.3%

16:00 ドイツ 12月鉱工業生産(前月比) -1.6%
前回-0.7%(-0.2%)
予想-0.4%

18:30 ブリーデンBOE副総裁
「さらなる利上げが必要となる懸念が和らいできた」
「英経済が予測通りに進展していると確信するにはさらなる証拠が必要」
「私や、多くのメンバーの注目は、どれだけ長く金利を現水準で維持する必要があるかを考えることに移っている」

22:30 アメリカ12月貿易収支 -622億ドル
前回-632億ドル(-619億ドル)
予想-622億ドル

22:30 カナダ12月貿易収支 -3.1億カナダドル
前回+15.7億カナダドル(10.6億カナダドル)
予想+11.0億カナダドル

25:00 クーグラーFRB理事(就任後初の講演)
「インフレと労働市場の継続的な鈍化により、ある時点で利下げが適切になる可能性がある」
「一方、ディスインフレの進展が失速した場合、FRBの2つの責務を確実に進めるために、誘導目標レンジをより長期にわたって現行水準に維持することが適切になるかもしれない」
「インフレに関する進展は喜ばしく、その流れが続くことに楽観的だが、こうした進展の継続を確認するため経済データを注意深く見極めていく」

29:00 アメリカ12月消費者信用残高 15.6億ドル
前回237.5億ドル(234.8億ドル)
予想160.0億ドル

——–2/7株式・債券・商品————————

日経平均 36119.92▼40.74
豪ASX  7615.841△34.261
上海総合 2829.696△40.210
英FT   7628.75▼52.26
独DAX  16921.96▼111.28
NYダウ  38677.36△156.00

日10年債利回り 0.718%▼0.005
豪10年債利回り 4.087%▼0.039
英10年債利回り 3.988%△0.038
独10年債利回り 2.316%△0.025
米02年債利回り 4.4287%△0.0252
米10年債利回り 4.1211%△0.0211

NY原油 73.86△0.55
NY金  2051.70△0.30

————2/8注目材料—————————-

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
08:50  12月経常収支/貿易収支
10:30  内田日銀副総裁講演
14:30  内田日銀副総裁記者会見

<海外>
09:01  1月英RICS住宅価格
10:30  1月中国消費者物価指数
10:30  1月中国生産者物価指数
20:00  ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
21:00  ウンシュ・ベルギー中銀総裁、講演
21:00  1月メキシコCPI
22:30  バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
22:30  前週分の米新規失業保険申請件数
24:00  マン英MPC委員、講演
24:30  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
27:00  米30年債入札
28:00  メキシコ中銀政策金利

————2/8きょうのひとこと———————

きょうは内田日銀副総裁の講演・会見に注目が集まっています。1月末に公表された日銀会合における「主な意見」にマイナス金利の解除に向けた前向きな主張が目立ったことから、市場は4月の解除を本命視。一部には3月にも解除に動くとの思惑が浮上しています。もし3月に解除するつもりなら副総裁から地ならし発言があるはずだとして注目を集めています。なお、内田副総裁は昨年8月の講演では「マイナス金利解除は(修正ではなく)利上げを意味する」として「解除が遅れて物価が2%超の状態が続いてしまうことのほうがより心配だという状況になって初めて議論になり得る」と述べていました。

本日もよろしくお願いします。