総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/2金 )

米労働市場軟化を示唆する指標3連発 パウエル議長の発言踏まえ雇用統計への注目がさらに高まる

————-2/1ドル円相場————————

米労働指標の軟化連発で145.891まで下落 一巡後は株高を背景に下げ渋る

OP146.881 HI147.113  LO145.891 CL146.419

———-2/1主な出来事—————————-

09:30 オーストラリア 12月住宅建設許可件数 (前月比) -9.5%
前回+1.6%
予想+1.1%

10:45 中国1月財新製造業PMI 50.8
前回50.8
予想50.8

19:00 ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値(前年比) +2.8%
前回+2.9%
予想+2.8%
19:00 ユーロ圏1月コア消費者物価指数・速報値(前年比) +3.3%
前回+3.4%
予想+3.2%
19:00 ユーロ圏12月失業率 6.4%
前回6.4%
予想6.4%

21:00 BOE、政策金利を5.25%に維持
「政策金利を現在の水準にどの程度維持すべきか検討する(一段の引き締めが必要になるを削除)」
21:00 BOE議事録
「6対3で5.25%の据え置きを決定」
「2人が0.25%の利上げ、1人が0.25%の利下げを主張」

21:30 ベイリーBOE総裁会見
「インフレは正しい方向に進んでいるが、仕事が終わったわけではない」
「インフレが目標の2%まで低下し、その水準にとどまるという証拠を利下げ前に見極める必要がある」

21:30 アメリカ1月チャレンジャー人員削減数(一時解雇者数) 8.23万人
前回3.48万人

22:30 アメリカ10-12月期非農業部門労働生産性・速報値 +3.2%
前回+5.2%(4.9%)
予想+2.5%
22:30 アメリカ10-12月期単位労働コスト・速報値 +0.5%
前回-1.2%(-1.1%)
予想+1.6%

22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.4万件
前回21.4万件(21.5万件)
予想21.2万件

24:00 アメリカ1月ISM製造業景況指数  49.1
前回47.4(47.1)
予想47.0

——–2/1株式・債券・商品————————

日経平均 36011.46▼275.25
豪ASX  7588.192▼95.526
上海総合 2770.740▼17.808
英FT   7622.16▲8.41
独DAX  16859.04▼44.72
NYダウ  38519.84△369.54

日10年債利回り 0.705%▼0.027
豪10年債利回り 4.012% 0.000
英10年債利回り 3.746%▼0.049
独10年債利回り 2.149%▼0.017
米02年債利回り 4.2024%▼0.0042
米10年債利回り 3.8802%▼0.0321

NY原油 73.82▼2.03
NY金  2071.10△3.70

————2/2注目材料—————————-

<国内>
08:50 1月マネタリーベース

<海外>
06:45 12月NZ住宅建設許可件数
09:30 10-12月期豪生産者物価指数
16:45 12月仏鉱工業生産
17:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
21:15 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
22:30 1月米非農業部門雇用者数
22:30 1月米失業率
22:30 1月米平均時給
24:00 12月米製造業新規受注
24:00 1月米ミシガン大消費者態度指数・確報値

————2/2きょうのひとこと———————

昨日は、チャレンジャー人員削減数、労働生産性、失業保険申請が揃って米雇用情勢の軟化を示しました。一昨日のFOMC後にパウエルFRB議長は、雇用市場が堅調を維持するというのが基本シナリオであり、基本シナリオに沿えば3月の利下げは可能性が低いとの見方を示しています。これを踏まえると昨日の各指標は「おや?」と首をかしげたくなる結果でしょう。今夜の1月雇用統計への注目度がさらに高まったと見られ、ドルの反応も当然大きくなりそうです。

本日もよろしくお願いします。