総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/31水 )

いざFOMC! 3月利下げへの距離感がカギも利下げ織り込みは一段と低下

————-1/30ドル円相場————————

147.100で下げ渋るとJOLT求人の予想外の増加で147.922へ反発

OP147.468 HI147.922  LO147.100 CL147.608

———-1/30主な出来事—————————-

09:30 オーストラリア12月小売売上高(前月比) -2.7%
前回+2.0%(1.6%)
予想-1.0%

18:00 ドイツ10-12月期GDP・速報値(前期比) -0.3%
前回-0.1%(0.0%)
予想-0.3%

19:00 ユーロ圏10-12月期GDP・速報値(前期比) 0.0%
前回-0.1%
予想-0.1%

23:00 アメリカ11月住宅価格指数(前月比) +0.3%
前回+0.3%
予想+0.3%

23:00 アメリカ11月ケース・シラー米住宅価格指数(前年比) +5.4%
前回+4.9%
予想+5.8%

24:00 アメリカ1月消費者信頼感指数 114.8
前回110.7(108.0)
予想114.8

24:00 アメリカ12月JOLTS求人件数 902.6万件
前回879.0万件(892.5万件)
予想875.0万件

05:10 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「インフレはタイムリーに2%に到達するだろう」
「理事会全員が次の行動は利下げということで一致している」

——–1/30株式・債券・商品————————

日経平均 36065.86△38.92
豪ASX  7600.194△21.749
上海総合 2830.527▼52.829
英FT   7666.31△33.57
独DAX  16972.34△30.63
NYダウ  38467.31△133.86

日10年債利回り 0.717%▼0.006
豪10年債利回り 4.140%▼0.075
英10年債利回り 3.901%△0.025
独10年債利回り 2.268%△0.033
米02年債利回り 4.3345%△0.0165
米10年債利回り 4.0319%▼0.0421

NY原油 77.82△1.04
NY金  2050.90△6.30

————1/31注目材料—————————-

<国内>
08:50 12月鉱工業生産速報
08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(1月22-23日分)
19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

<海外>
09:30 10-12月期豪消費者物価指数
09:30 12月豪消費者物価指数
10:30 1月中国製造業PMI
16:00 12月独小売売上高
16:00 12月独輸入物価指数
16:00 1月英ネーションワイド住宅価格指数
16:00 12月トルコ貿易収支
16:30 12月スイス小売売上高
16:45 1月仏消費者物価指数・速報値
16:45 12月仏卸売物価指数
17:30 10-12月期香港GDP・速報値
17:55 1月独失業率
17:55 1月独失業者数
21:00 12月南アフリカ貿易収支
22:00 1月独消費者物価指数・速報値
22:15 1月ADP全米雇用報告
22:30 11月カナダGDP
22:30 10-12月期米雇用コスト指数
23:45 1月米シカゴPMI
24:30 EIA週間原油在庫統計
28:00 FOMC政策金利
28:30 パウエルFRB議長、定例記者会見

————1/31きょうのひとこと———————

米12月JOLT求人件数は予想外の増加となりました。米1月消費者信頼感指数も予想通りながらおよそ2年半ぶりの高水準に上昇しています。米国のインフレは鈍化基調とは言えまだ2%の目標を上回る水準で、利下げが差し迫っているとは思えない経済状況です。ということでFedWatchの3月利下げ織り込みは前日の47.2%から41.2%へと低下しました。きょうのFOMCは、これまでよりタカ派姿勢を弱めつつも、早期利下げには一定の距離を置くと見るのが自然ではないでしょうか。ただし、今回のFOMCは月末最終日のクローズ直前というきわめて取引が薄そうな時間帯に材料が投下されることになります。たとえFOMCがどんな決定を下しても、ドルはある程度の乱高下を避けられないでしょう。

本日もよろしくお願いします。