総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/23火 )

日銀、政策修正「ノーヒント」なら再び円安へ ただ、前2回ほど「地ならし」への期待は強くなさそう

————-1/22ドル円相場————————

米金利につれて148円挟みで一進一退 手掛かり欠く

OP148.215 HI148.296  LO147.618 CL148.130

———-1/22主な出来事—————————

10:15 中国、1年物LPRを3.45%、5年物を4.20%に維持

15:00 日経平均、バブル後高値36546.95円で終了

24:00 アメリカ12月景気先行指数(前月比) -0.1%
前回-0.5%
予想-0.3%

30:00 NYダウ、過去最高値38001.81ドルで終了

——–1/22株式・債券・商品————————

日経平均 36546.95△583.68
豪ASX  7476.567△55.330
上海総合 2756.340▼75.939
英FT   7487.71△25.78
独DAX  16683.36△128.23
NYダウ  38001.81△125.01

日10年債利回り 0.658%▼0.010
豪10年債利回り 4.229%▼0.064
英10年債利回り 3.904%▼0.025
独10年債利回り 2.290%▼0.051
米02年債利回り 4.3911%△0.0044
米10年債利回り 4.1052%▼0.0231

NY原油 75.19△1.78
NY金  2041.60▼7.80

————1/23注目材料—————————-
<国内>
—– 日銀金融政策決定会合
—– 経済・物価情勢の展望(1月、基本的見解)
15:30 植田日銀総裁、定例記者会見

<海外>
09:30 12月豪NAB企業景況感指数
14:00 12月シンガポール消費者物価指数
24:00 1月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:00 1月米リッチモンド連銀製造業景気指数
27:00 米2年債入札

————1/23きょうのひとこと———————

きょうは、ほかに大して材料がないこともあって日銀の発表に市場の関心が集中しそうです。その日銀も今回は地震の影響などで現状維持が濃厚。とはいえ、4月にはマイナス金利の解除もしくはYCC撤廃との期待が依然として強いというのが現状です。今回は政策修正に向けた「地ならし」があるのかが焦点でしょう。なお、前2会合はそうした期待が裏切られる形で(10月はYCCの再修正に失望)、会合後に円安が進みました。今回も政策修正に関して「ノーヒント」なら円安に振れる可能性が高そうです。ただ、市場が修正を本命視するのは次々回4月会合。つまり、次回3月は現状維持の可能性が高いと見ているわけで、言い換えれば今回は「地ならし」への期待もそれほど強くないということになります。「ノーヒント」でも前2回ほど大幅に円安に振れることはないのかもしれません。

本日もよろしくお願いします。