5日のドル円相場ときょうのひとこと(1/8月 )
見た目ほど強くない雇用統計とISM非製造業の悪化で乱高下 144円割れの底堅さがより印象的
————-1/5ドル円相場————————
雇用統計で145.961まで上昇、米ISMで143.802へ下落 米指標に一喜一憂も終わってみればほぼ横ばい
OP144.561 HI145.961 LO143.802 CL144.628
———-1/5主な出来事—————————
16:00 ドイツ11月小売売上高(前月比) -2.5%
前回+1.1%(1.3%)
予想-0.1%
19:00 ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)・速報値(前年比) +2.9%
前回+2.4%
予想+3.0%
19:00 ユーロ圏12月HICPコア・速報値(前年比) +3.4%
前回+3.6%
予想+3.5%
22:30 カナダ12月新規雇用者数 +0.01万人
前回+2.49万人
予想+1.35万人
22:30 カナダ12月失業率 5.8%
前回5.8%
予想5.9%
22:30 アメリカ12月非農業部門雇用者数(前月比) +21.6万人
前回+19.9万人(17.3万人)
予想+17.0万人
22:30 アメリカ12月失業率 3.7%
前回3.7%
予想3.8%
22:30 アメリカ12月平均時給(前月比) +0.4%
前回+0.4%
予想+0.3%
22:30 アメリカ12月平均時給(前年比) +4.1%
前回+4.0%
予想+3.9%
24:00 アメリカ11月製造業新規受注(前月比) +2.6%
前回-3.6%(-3.4%)
予想+2.1%
24:00 アメリカ12月ISM非製造業景況指数 50.6
前回52.7
予想52.6
29:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「経済が正常化すれば、FRBは金利を正常化すべき」
「景気減速に伴う失業率の上昇は緩やかと見ている」
「労働市場は非常に安定した軟化パターンで動いている」
——–1/5株式・債券・商品————————
日経平均 33377.42△89.13
豪ASX 7489.072▼5.026
上海総合 2929.183▼25.165
英FT 7689.61▼33.46
独DAX 16594.21▼23.08
NYダウ 37466.11△25.77
日10年債利回り 0.610%▼0.005
豪10年債利回り 4.134%△0.083
英10年債利回り 3.787%△0.060
独10年債利回り 2.156%△0.032
米02年債利回り 4.3807%▼0.0038
米10年債利回り 4.0457%△0.0470
NY原油 73.81△1.62
NY金 2049.80▼0.20
————1/8注目材料—————————-
<国内>成人の日
特になし
<海外>
16:00 11月独製造業新規受注
16:00 11月独貿易収支
16:30 12月スイス消費者物価指数
16:30 11月スイス小売売上高
19:00 11月ユーロ圏小売売上高
19:00 12月ユーロ圏経済信頼感指数
19:00 12月ユーロ圏消費者信頼感指数・確定値
24:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
29:00 11月米消費者信用残高
————1/8きょうのひとこと———————
米12月雇用統計は、非農業部門(NFP)、失業率、平均時給がいずれも予想より強い結果となりました。ただ、よくよく見ると内容的には見た目ほど強くはなかったようです。例えば、NFPは12月に21.6万人増えましたが、10月と11月分が合計で7.1万人分も下方修正されています。また、失業率は前月から横ばいでしたが、労働参加率が0.3ポイントも低下しており、求職者が減った(≒職探しを辞めた人が増えた)ことを示しています。こうした「見た目」と「中身」のギャップが雇用統計発表後のドル/円の値動きにも表れていたのでしょう。発表直後の5分間で145.96円まで90銭ほど上昇しましたが、およそ1時間後には145.00円を割り込んで反落。その後に発表されたISM非製造業景況指数が弱かったことで143.80円まで急落したのも、上げ過ぎの反動と見ればやむを得ないところでしょう。ただ、その後引けにかけて144円台後半まで戻したのがより印象的です。週末を控えたショートカバーもあったと見られますが、それにしても底堅さが光る動きでした。
本日もよろしくお願いします。