総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/22水 )

下ヒゲ陽線の出現で「底打ち感」 感謝祭前のポジション解消一巡で休暇モードへ

————-11/21ドル円相場————————

2カ月ぶり安値147.152まで下落も一巡後は自律反発。FOMC議事録に利下げ示唆なく148.599まで買戻し。

OP148.290 HI148.599  LO147.152 CL148.390

———-11/21主な出来事—————————

09:30 RBA議事録
「今回の会合で金融政策を引き締めれば、インフレ期待が上昇するリスクを軽減するのに寄与すると判断した」
「追加の引き締めは、今後のデータやリスク次第」
「あと1~2回の利上げを想定していなければ、インフレ予測はさらに高くなるだろう」

19:47 ベイリーBOE総裁
「市場はインフレ持続のリスクを過小評価している」
「市場は直近のデータを重要視し過ぎている」

24:00 アメリカ10月中古住宅販売件数(年率換算) 379万件
前回396万件(395万件)
予想390万件

25:22 ラガルドECB総裁
「今後の決定は今後のデータ次第」
「インフレ目標を達成できないリスクが高まっていると判断した場合には行動する」

28:00 FOMC議事録
「委員会は慎重に進む態勢にある」
「各会合での政策判断は引き続き、入手する情報の全体像に基づいて行うことで全参加者の意見が一致」
「インフレ率はFRBの目標を大きく上回ったまま」
「インフレ率を2%に戻すために政策スタンスを十分に制限的に維持することが重要」
「インフレ低下の進展が不十分な場合、さらなる引き締めが適切になる」

——–11/21株式・債券・商品————————

日経平均 33354.14▼33.89
豪ASX  7078.207△19.784
上海総合 3067.933▼0.386
英FT   7481.99▼14.37
独DAX  15900.53▼0.80
NYダウ  35088.29▼62.75

日10年債利回り 0.703%▼0.047
豪10年債利回り 4.447%▼0.059
英10年債利回り 4.105%▼0.020
独10年債利回り 2.566%▼0.045
米02年債利回り 4.8723%▼0.0386
米10年債利回り 4.3926%▼0.0272

NY原油 77.77▼0.06
NY金  2001.60△21.30

————11/22注目材料—————————-

<国内>
—–  11月月例経済報告

<海外>
17:00  10月南アフリカ消費者物価指数
17:35  ブロックRBA総裁、講演
20:00  センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
22:30  米新規失業保険申請件数
22:30  10月米耐久財受注
24:00  11月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:00  11月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
24:30  EIA週間原油在庫統計
25:00  ナーゲル独連銀総裁、講演
25:30  マックレム・カナダ中銀総裁、講演

————11/22きょうのひとこと———————

昨日のドル円は2カ月ぶりの安値を付けたあとに大きく切り返して日足は小陽線引け。それも長い下ヒゲを伸ばした陽線で、「底打ち感」を高める足型となりました。米感謝祭前の円売り(ドル買い)ポジション解消の動きが一巡したことを示唆しています。(先週の急落の一因となった)米新規失業保険申請件数に波乱がなければ、市場は休暇モードへと移行しそうです。

本日もよろしくお願いします。