昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/15水 )
米インフレ鎮静化の兆しで焦点は物価から景気に きょうは米10月小売売上高
————-11/14ドル円相場————————
米CPIの鈍化を受けて利上げ終了と利下げ開始の観測強まり150.156まで大幅下落
OP151.649 HI151.781 LO150.156 CL150.385
———-11/14主な出来事—————————
09:40 鈴木財務相
「円安のマイナス面を緩和、プラス面を最大化が重要」
「円安はプラスとマイナス双方に様々な影響がある」
16:00 イギリス10月失業保険申請件数 1.78万件
前回2.04万件(0.9万件)
16:00 イギリス10月失業率 4.0%
前回4.0%
16:00 イギリス7-9月失業率(ILO方式)4.2%
前回4.2%
予想4.3%
16:00 イギリス7-9月週平均賃金・除賞与(前年比) +7.7%
前回+7.9%
予想+7.7%
19:00 ドイツ11月ZEW期待指数 9.8
前回-1.1
予想5.0
19:00 ユーロ圏11月ZEW景況感調査 13.8
前回2.3
19:00 ユーロ圏7-9月期GDP・改定値(前期比) -0.1%
前回-0.1%
予想-0.1%
21:27 ジェファーソンFRB副議長
「高インフレがいつまで続くか不確実な場合はインフレ期待を抑制するため、強力な金融政策が必要になる可能性がある」
22:30 アメリカ10月消費者物価指数(前月比) 0.0%
前回+0.4%
予想+0.1%
22:30 アメリカ10月消費者物価指数(前年比) +3.2%
前回+3.7%
予想+3.3%
22:30 アメリカ10月消費者物価指数・コア(前年比) +4.0%
前回+4.1%
予想+4.1%
23:09 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「インフレの過剰修正と過小修正にはリスクがある」
「需要とインフレを抑制するにはさらなる対応が必要になるのではないかと懸念している」
26:58 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「インフレ改善が進む一方で経済成長は強力」
「インフレ目標の達成までにはまだ道のりがある」
——–11/14株式・債券・商品————————
日経平均 32695.93△110.82
豪ASX 7006.711△57.875
上海総合 3056.070△9.537
英FT 7440.47△14.64
独DAX 15614.43△269.43
NYダウ 34827.70▽489.83
日10年債利回り 0.862%▼0.009
豪10年債利回り 4.664%▼0.005
英10年債利回り 4.152%▼0.161
独10年債利回り 2.600%▼0.113
米02年債利回り 4.8360%▼0.1988
米10年債利回り 4.4473%▼0.1926
NY原油 78.26 —-
NY金 1966.50△16.30
————11/15注目材料—————————-
<国内>
08:50 7-9月期GDP・速報値
<海外>
09:30 7-9月期豪賃金指数
11:00 10月中国鉱工業生産
11:00 10月中国小売売上高
16:00 10月独卸売物価指数
16:00 10月英消費者物価指数
16:00 10月英小売物価指数
16:45 10月仏消費者物価指数・改定値
19:00 9月ユーロ圏鉱工業生産
19:00 9月ユーロ圏貿易収支
20:00 9月南アフリカ小売売上高
22:30 9月カナダ製造業出荷
22:30 10月米小売売上高
22:30 10月米卸売物価指数
22:30 11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:30 バーFRB副議長、議会証言
24:00 9月米企業在庫
24:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 ハスケル英MPC委員、講演
29:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
—– 米中首脳会談(米カリフォルニア州)
—– APEC首脳会議(米サンフランシスコ、17日まで)
————11/15きょうのひとこと———————
米10月CPIは鈍化しましたが、予想を大幅に下回ったというわけでもありませんでした。ただ、医療保険料の改定などで上ブレが懸念されていたこともあって、市場は小幅な下ブレにも強く反応したと見られます。感謝祭ウイークを前に、持ち高圧縮のドル売り戻しと米債買い戻しが出たのかもしれません。ともあれ、インフレの鎮静化が見えてきたことでFRBの利上げはもはや不要との見方が定まったのは事実。焦点は、次の一手と見られる利下げがいつ始まるのかに移って行くのでしょう。その意味でも本日発表される米10月小売売上高に注目が集まりそうです。
本日もよろしくお願いします。