昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/3金 )
昨日は米解雇者減少、失業者低位、人件費低下でFRBベストシナリオか 米10月雇用統計に関心集中
————-11/2ドル円相場————————
FOMC後の流れを引き継ぎドル売り先行 米雇用指標の軟化で149.835まで下落も株高で150円台半ばへ持ち直す
OP150.889 HI150.931 LO149.835 CL150.483
———-11/2主な出来事—————————
09:30 オーストラリア9月貿易収支 67.86億豪ドル
前回103.80億豪ドル(96.40億豪ドル)
予想94.00億豪ドル
16:58 「日銀の植田総裁は、来年のある時期までに超緩和的金融政策から徐々に脱却する意向だ」-ロイター
17:55 ドイツ10月失業者数(前月比) 3.00万人
前回1.00万人(1.20万人)
予想1.50万人
17:55 ドイツ10月失業率 5.8%
前回5.7%
予想5.8%
20:30 アメリカ10月チャレンジャー人員削減数 3.68万人
前回4.75万人
21:00 BOE、政策金利を5.25%に維持
「最新の予測からみて、金融政策は長期にわたり制約的な必要がある」「インフレ圧力がさらに持続する証拠があれば一段の引き締めが必要になる」
21:00 BOE議事録
「据え置きの決定は6対3の賛成多数」
「3人は物価上昇圧力が根強いとの見方から0.25ポイントの利上げを主張」
21:30 ベイリーBOE総裁会見
「利上げが功を奏し、インフレは鈍化している」
「インフレ率が目標の2%まで下がり続けることを確認する必要がある」
「今月は金利を据え置いたが、さらなる利上げが必要かどうか注視していく」
「利下げについて考えるのはあまりにも時期尚早だ」
21:30 アメリカ7-9月期非農業部門労働生産性(前期比年率) +4.7%
前回+3.5%(3.6%)
予想+4.1%
21:30 アメリカ7-9月期単位人件費(前期比年率) -0.8%
前回+2.2%(3.2%)
予想+0.3%
21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 21.7万件
前回21.0万件(21.2万件)
予想21.0万件
——–11/2株式・債券・商品————————
日経平均 31949.89△348.24
豪ASX 6899.731△61.426
上海総合 3009.406▼13.670
英FT 7446.53△104.10
独DAX 15143.60△220.33
NYダウ 33839.08△564.50
日10年債利回り 0.926%▼0.035
豪10年債利回り 4.790%▼0.156
英10年債利回り 4.382%▼0.117
独10年債利回り 2.717%▼0.047
米02年債利回り 4.9893%▼0.0457
米10年債利回り 4.6590%▼0.0751
NY原油 82.46△2.02
NY金 1993.50△6.00
————11/3注目材料—————————-
<国内>文化の日の祝日で休場
特になし
<海外>
07:30 シュナーベルECB専務理事、講演
10:45 10月財新中国サービス業PMI
16:00 9月独貿易収支
16:00 10月トルコ消費者物価指数
16:45 9月仏鉱工業生産
18:30 10月英サービス業PMI・改定値
19:00 9月ユーロ圏失業率
19:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
20:00 デコス・スペイン中銀総裁、講演
21:00 バーFRB副議長、講演
21:15 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
21:30 10月カナダ新規雇用者数
21:30 10月カナダ失業率
21:30 10月米非農業部門雇用者数
21:30 10月米失業率3
21:30 10月米平均時給
22:45 10月米サービス業PMI・改定値
23:00 10月米ISM非製造業景況指数
25:00 ハスケル英MPC委員、講演
25:45 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
————11/3きょうのひとこと———————
昨日発表された米新規失業保険申請件数は前週比でやや増加、米7-9月期単位労働コスト(人件費)指数は前期比年率で予想外の低下、米10月チャレンジャー人員削減数(一時解雇)は前月から1万人超減少と、米労働関連指標はまちまちの内容でした。ここから推測するに、米労働市場は堅調を維持しているものの、賃金の伸びは引き続き鈍化している模様です。FRBにとってみれば、雇用を減速させずにインフレを抑えるという、ベストシナリオを辿っているようにも見えます。そうした中で発表される今夜の米10月雇用統計に市場の注目が集まりそうです。
本日もよろしくお願いします。