昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/2木 )
米金利低下の割に下値が堅い 売られやすく買われにくい円の立ち位置を再確認
————-11/1ドル円相場————————
介入スタンバイ発言とISM低下で151円割れ FOMC後の金利低下で150.661まで下落
OP151.602 HI151.673 LO150.661 CL150.939
———-11/1主な出来事—————————
08:05 神田財務官
「一方的で急激な動きに懸念」
「過度な変動にあらゆる手段で対応」
「(為替介入)スタンバイです」
09:30 オーストラリア9月住宅建設許可件数 (前月比) -4.6%
前回+7.0%(8.1%)
予想+1.3%
10:45 中国10月財新製造業PMI 49.5
前回50.6
予想50.8
21:15 アメリカ10月ADP雇用統計(前月比) +11.3万人
前回+8.9万人
予想+15.0万人
23:00 アメリカ10月ISM製造業景況指数 46.7
前回49.0
予想49.0
27:00 FOMC、政策金利を5.25-5.50%に維持
「経済活動は第3四半期に力強いペースで拡大した」
「家計や企業の金融・信用状況の引き締まりが経済活動、雇用、インフレの重しになる可能性がある」
「徐々にインフレ率を2%に戻すために適切とみられる追加的な金融政策の引き締めの程度を決めるに当たり、委員会は金融政策の度重なる引き締め、金融政策が経済活動とインフレ率に及ぼす影響の遅れ、および経済と金融の動向を考慮する」
27:30 パウエルFRB議長
「不確実性とリスク、これまでの(引き締めの)進展を考慮し、FOMCは慎重に進んでいる」
「インフレ率を目標の2%に戻す上で金融政策が十分に抑制的かどうか、まだ確信を持てない」
「経済成長が継続的に潜在成長率を上回っている兆候、ないし労働市場の引き締まりがもはや緩和していない兆候が新たに見られた場合、追加利上げが正当化され得る」
——–11/1株式・債券・商品————————
日経平均 31601.65△742.80
豪ASX 6838.305△57.627
上海総合 3023.076△4.305
英FT 7342.43△20.71
独DAX 14923.27△112.93
NYダウ 33274.58△112.93
日10年債利回り 0.961%△0.014
豪10年債利回り 4.946%△0.021
英10年債利回り 4.499%▼0.013
独10年債利回り 2.764%▼0.042
米02年債利回り 4.9436%▼0.1416
米10年債利回り 4.7341%▼0.1966
NY原油 80.44▼0.15
NY金 1987.50▼7.70
————11/2注目材料—————————-
<国内>
08:50 10月マネタリーベース
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
09:30 9月豪貿易収支
16:30 10月スイス消費者物価指数
17:50 10月仏製造業PMI・改定値
17:55 10月独失業率
17:55 10月独失業者数
17:55 10月独製造業PMI・改定値
18:00 10月ユーロ圏製造業PMI・改定値
18:00 ノルウェー中銀、政策金利発表
20:00 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
20:30 10月米チャレンジャー人員削減数
21:00 BOE政策金利
21:00 BOE議事録
21:00 BOE金融政策報告書
21:30 ベイリーBOE総裁記者会見
21:30 7-9月期米非農業部門労働生産性・速報値
21:30 7-9月期米単位労働コスト・速報値
21:30 米新規失業保険申請件数
23:00 9月米製造業新規受注
28:00 オアRBNZ総裁講演
————11/2きょうのひとこと———————
昨日のFOMCはどちらかといえば追加利上げに慎重な姿勢が滲んだ声明と議長会見でした。それにしても米金利が大幅に低下(10年20bp!)するほどのハト派ではなかったように思いますが、金利低下については来週の米債四半期定例入札の規模が予想を下回った(供給過剰の懸念が後退)ことも影響したのでしょう。それでも金利低下のわりにドル円の下値が堅かったのが印象的でした。円は売られやすく買われにくい通貨であることがあらためて確認できたと言えそうです。
本日もよろしくお願いします。