昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/1水 )
33年ぶり円安水準目前 財務官は介入「スタンバイ」 FOMC前に発動できるか
————-10/31ドル円相場————————
日銀YCC柔軟化も円に失望売り 151.713まで上伸して33年ぶり高値が視野に
OP149.078 HI151.713 LO149.011 CL151.705
———-10/31主な出来事—————————
10:30 中国10月製造業PMI 49.5
前回50.2
予想50.2
12:27 日銀、政策金利を-0.10%に維持
「長短金利操作の運用をさらに柔軟化」
「長期金利上限の目途を1.00%とし、粘り強く金融緩和を継続する方針」
15:30 植田日銀総裁会見
「物価目標達成の十分な確度持って見通せる状況になお至ってない」
「長期金利が1%を大幅に上回るとはみておらず」
「(YCC柔軟化)為替も含めた将来の金融市場のボラティリティへの備え」
「為替の動きが物価見通しを大きく変えるような場合には政策変更に結びつきうる」
16:00 ドイツ9月小売売上高(前月比) -0.8%
前回-1.2%(-1.1%)
予想+0.5%
16:45 フランス10月消費者物価指数・速報値(前年比) +4.0%
前回+4.9%
予想+4.0%
19:00 外国為替平衡操作の実施状況-10月は介入なし
19:00 ユーロ圏7-9月期GDP・速報値(前期比) -0.1%
前回+0.1%(0.2%)
予想0.0%
19:00 ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)・速報値(前年比) +2.9%
前回+4.3%
予想+3.1%
19:00 ユーロ圏10月コアHICP・速報値(前年比) +4.2%
前回+4.5%
予想+4.2%
21:30 カナダ8月GDP(前月比) 0.0%
前回0.0%
予想+0.1%
21:30 アメリカ7-9月期雇用コスト指数(前期比) +1.1%
前回+1.0%
予想+1.0%
22:45 アメリカ10月シカゴPMI 44.0
前回44.1
予想45.0
23:00 アメリカ10月消費者信頼感指数 102.6
前回103.0(104.3)
予想100.0
——–10/31株式・債券・商品————————
日経平均 30858.85△161.89
豪ASX 6780.678△7.751
上海総合 3018.771△2.782
英FT 7321.72▼5.67
独DAX 14810.34△93.80
NYダウ 33052.87△123.91
日10年債利回り 0.947%△0.055
豪10年債利回り 4.925%△0.052
英10年債利回り 4.512%▼0.049
独10年債利回り 2.806%▼0.016
米02年債利回り 5.0873%△0.0333
米10年債利回り 4.9307%△0.0365
NY原油 81.02▼1.29
NY金 1994.30▼11.30
————11/1注目材料—————————-
<国内>
特になし
<海外>
06:45 7-9月期NZ失業率
06:45 7-9月期NZ就業者数増減
09:30 9月豪住宅建設許可件数
10:45 10月財新中国製造業PMI
16:00 10月英ネーションワイド住宅価格指数
16:00 10月トルコ製造業PMI
17:30 10月スイス製造業PMI
18:30 10月英製造業PMI・改定値
21:15 10月ADP全米雇用報告
22:45 10月米製造業PMI・改定値
23:00 10月米ISM製造業景況指数
23:00 9月米建設支出
23:00 9月米JOLT求人件数
23:30 EIA週間原油在庫統計
24:00 10月メキシコ製造業PMI
27:00 FOMC政策金利
27:30 パウエルFRB議長、定例記者会見
29:15 マックレム・カナダ中銀総裁、講演
————11/1きょうのひとこと———————
ドル円が151円台に上昇したことを受けて先ほど神田財務官が、為替介入を含めた対応は「スタンバイ状態だ」と述べたようです。「スタンバイ」は昨年9月22日の円買い介入発動直前にも発していたキーワードです。とはいえ、きょうは米国でFOMCが金融政策を発表する日とあって普通に考えれば介入には踏み切りにくいタイミングでしょう。普通も何も介入自体が普通じゃないといえばそれまでですが、きょうのところは口先介入でなんとかしのぎたいのが財務官のホンネではないでしょうか。
本日もよろしくお願いします。