総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/31火 )

日銀の金利操作再修正は観測報道で「織り込み済み」に 「微修正」なら7月の二の舞で円安も

————-10/30ドル円相場————————

米金利上昇で149.852まで強含むも、日銀が金利操作を再修正との観測報道で148.801まで急落

OP149.578 HI149.852  LO148.801 CL149.070

———-10/30主な出来事—————————

09:30 オーストラリア9月小売売上高(前月比) +0.9%
前回+0.2%(0.3%)
予想+0.3%

18:00 ドイツ7-9月期GDP・速報値(前期比) +-0.1%
前回0.0%(0.1%)
予想-0.2%

22:00 ドイツ10月消費者物価指数・速報値(前年比) +3.8%
前回+4.5%
予想+4.0%

23:00 「日銀、金利操作を再修正へ 長期金利1%超え柔軟に」-日経新聞

——–10/30株式・債券・商品————————

日経平均 30696.96▼294.73
豪ASX  6772.927▼53.932
上海総合 3021.553△3.769
英FT   7327.39△36.11
独DAX  14716.54△29.13
NYダウ  32928.96△511.37

日10年債利回り 0.892%△0.011
豪10年債利回り 4.873%△0.060
英10年債利回り 4.561%△0.017
独10年債利回り 2.822%▼0.010
米02年債利回り 5.0540%△0.0520
米10年債利回り 4.8942%△0.0596

NY原油 82.31▼3.23
NY金  2005.60△7.10

————10/31日注目材料—————————-

<国内>
08:30  9月完全失業率
08:50  9月鉱工業生産速
—–  日銀金融政策決定会合
—–  経済・物価情勢の展望
14:00  9月新設住宅着工戸数
15:30  植田日銀総裁、定例記者会見
19:00  外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

<海外>
06:45  9月NZ住宅建設許可件数
09:00  10月ANZ企業信頼感
10:30  10月中国製造業PMI
15:30  7-9月期仏GDP・速報値
16:00  9月独小売売上高
16:00  9月独輸入物価指数
16:00  9月トルコ貿易収支
16:30  9月スイス小売売上高
16:45  10月仏消費者物価指数・速報値
17:30  デコス・スペイン中銀総裁講演
18:30  ビスコ伊中銀総裁講演
19:00  7-9月期ユーロ圏GDP・速報値
19:00  10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・速報値
20:45  ミュラー・エストニア中銀総裁講演
21:00  9月南アフリカ貿易収支
21:00  7-9月期メキシコGDP
21:30  8月カナダGDP
21:30  7-9月期米雇用コスト指数
22:00  8月米住宅価格指数
22:00  8月米ケース・シラー住宅価格指数
22:45  10月米シカゴPMI
23:00  10月米消費者信頼感指数
25:00  ナーゲル独連銀総裁講演
25:30  デギンドスECB副総裁講演

————10/31きょうのひとこと———————

日経新聞が(今回も)日銀前にリーク報道を発表しました。「日銀内で浮上しているのは、連続指し値オペの運用などを改めることで、一定程度1%を上回る金利上昇を容認する案」だそうです。このタイミングで日経が報じたからには、市場としては修正は決定済みと受け止めざるを得ません。つまり、日銀の発表が報道通りの結果なら市場はすでに織り込み済みということになります。長期金利の上限を柔軟化するだけの「微修正」にとどまれば、結果的に円安に振れた7月会合の二の舞になりかねないのではないでしょうか。

本日もよろしくお願いします。