総研ブログ

29日のドル円相場ときょうのひとこと(10/2月 )

米政府閉鎖は土壇場で回避 150円を目前にリスクオンの円売りか?米金利低下でドル売りか?

————-9/29ドル円相場————————

月末・四半期末の持ち高調整で148.530まで下落するも、売り一巡後に買戻し強まる

OP149.261 HI149.499  LO148.530 CL149.368

———-9/29主な出来事—————————

08:30 日本9月東京都区部消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +2.5%
前回+2.8%
予想+2.6%
08:30 日本8月失業率 2.7%
前回2.7%
予想2.6%

12:08 鈴木財務相
「急激な変動にあらゆる選択肢を排除せずに適切に対応する」
「為替相場で防衛ラインはない」
「円安がだいぶ進展、強い緊張感を持っている」

13:00 日銀、臨時買入オペを通知-残存期間5年超10年以下の国債3000億円

15:00 イギリス4-6月期GDP・改定値(前期比) +0.2%
前回+0.2%
予想+0.2%

15:00 ドイツ8月小売売上高(前月比) -1.2%
前回-0.8%(-1.0%)
予想+0.5%

16:55 ドイツ9月失業者数(前月比) 1.00万人
前回1.80万人(2.00万人)
予想1.50万人
16:55 ドイツ9月失業率 5.7%
前回5.7%
予想5.7%

18:00 ユーロ圏9月消費者物価指数・速報値(前年比) +4.3%
前回+5.2%
予想+4.5%
18:00 ユーロ圏9月コア消費者物価指数・速報値(前年比) +4.5%
前回+5.3%
予想+4.8%

21:30 カナダ 7月GDP(前月比) 0.0%
前回-0.2%
予想+0.1%

21:30 アメリカ8月個人所得(前月比) +0.4%
前回+0.2%
予想+0.4%

21:30 アメリカ8月個人消費支出(PCE)(前月比) +0.4%
前回+0.8%(0.9%)
予想+0.5%
21:30 アメリカ8月PCEデフレーター(前年比) +3.5%
前回+3.3%(3.4%)
予想+3.5%
21:30 アメリカ8月PCEコア・デフレーター(前年比) +3.9%
前回+4.2%(4.3%)
予想+3.9%

25:48 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「政策金利はピークまたはそれに近い水準にある」
「FRBの政策が経済とインフレに影響を与えるには時間がかかるだろう」
「24年の失業率は4%強に上昇するとみている」
「しばらくは制限的な政策が必要になると予想」

——–9/29株式・債券・商品————————

日経平均 31857.62▼14.90
豪ASX  7048.637△23.882
上海総合 —–
英FT   7608.08△6.23
独DAX  15386.58△63.08
NYダウ  33507.50▼158.84

日10年債利回り 0.765%△0.004
豪10年債利回り 4.486%△0.031
英10年債利回り 4.437%▼0.047
独10年債利回り 2.839%▼0.091
米02年債利回り 5.0436%▼0.0146
米10年債利回り 4.5711%▼0.0037

NY原油 90.79▼0.92
NY金  1866.10▼12.50

————10/2注目材料—————————-

<国内>
08:50  日銀・企業短期経済観測調査(短観、9月調査)
08:50  日銀金融政策決定会合における主な意見(9月21-22日分)

<海外>
06:45  8月NZ住宅建設許可件数
15:00  9月英ネーションワイド住宅価格指数
15:30  8月スイス小売売上高
16:00  9月トルコ製造業PMI
16:30  9月スイス製造業PMI
16:50  9月仏製造業PMI・改定値
16:55  9月独製造業PMI・改定値
17:00  センテノ・ポルトガル中銀総裁/デコス・スペイン中銀総裁、講演
17:00  9月ユーロ圏製造業PMI・改定値
17:30  9月英製造業PMI・改定値
18:00  8月ユーロ圏失業率
22:45  9月米製造業PMI・改定値
23:00  9月米ISM製造業景況指数
23:00  8月米建設支出
24:00  9月メキシコ製造業PMI
24:00  マン英MPC委員講演
24:00  パウエルFRB議長/ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
26:30  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演

————10/2きょうのひとこと———————

米議会は新年度予算案に土壇場で合意。合意なしで政府機関閉鎖へ!とのシナリオをほぼ織り込んでいた市場にとってはポジティブ・サプライズとなりそうです。リスクオンの流れが強まればドル円の150円乗せも。ただし、予算合意によって米格下げ懸念が後退したと解釈すれば、米長期金利の低下要因にもなり得ます。リスクオンで円とドルが同時に売られる展開だと、介入警戒感がくすぶる150円超えは難しいのかもしれません。きょうも米長期金利の動向がドル円のカギを握ることになりそうです。

本日もよろしくお願いします。