22日のドル円相場ときょうのひとこと(9/25月 )
僅か3銭の年初来高値更新 介入警戒で円安は緩やか 月末・四半期末で市場と当局の神経戦に
————-9/22ドル円相場————————
日銀マイナス金利解除のヒント示さず148.415まで上昇も年初来高値を前に介入警戒で伸び悩む
OP147.548 HI148.415 LO147.509 CL148.362
———-9/22主な出来事—————————
08:30 日本8月消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +3.1%
前回+3.1%
予想+3.0%
11:11 鈴木財務相
「(為替相場の過度な変動について)あらゆる選択肢を排除せず適切に対応」
11:52 日銀、金融政策の現状維持を発表
「粘り強く緩和を継続し、賃金上昇を伴う物価目標の実現を目指す」
「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」
15:00 イギリス8月小売売上高(前月比) +0.4%
前回-1.2%(-1.1%)
予想+0.5%
15:30 植田日銀総裁
「賃金上昇を伴う2%の物価目標の実現が見通せる状況にはない」
「粘り強く金融緩和を続けていく」
「物価目標の実現が見通せる状況になれば政策修正を検討することになるが、どの時点になればその状況になるかは決め打ちできない」
16:15 フランス9月製造業PMI・速報値 43.6
前回46.0
予想46.0
16:15 フランス9月サービス業PMI・速報値 43.9
前回46.0
予想46.0
16:30 ドイツ9月製造業PMI・速報値 39.8
前回39.1
予想39.5
16:30 ドイツ9月サービス業PMI・速報値 49.8
前回47.3
予想47.2
17:00 ユーロ圏9月製造業PMI・速報値 43.4
前回43.5
予想44.0
17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI・速報値 48.4
前回47.9
予想47.7
17:30 イギリス9月製造業PMI・速報値 44.2
前回43.0
予想43.0
17:30 イギリス9月サービス業PMI・速報値 47.2
前回49.5
予想49.2
21:30 カナダ 7月小売売上高(前月比) 0.3%
前回0.1%
予想0.4%
22:45 アメリカ9月製造業PMI・速報値 48.9
前回47.9
予想48.0
22:45 アメリカ9月サービス業PMI・速報値 50.2
前回50.5
予想50.6
23:11 コリンズ米ボストン連銀総裁
「インフレ率は依然として高すぎる」
「インフレリスクに対する警戒を支持」
「インフレが抑制されていると確信するには時期尚早」
「経済活動は引き続きトレンドを上回っている」
23:41 ボウマンFRB理事
「インフレ率を適時に2%に戻すには、政策をしばらく抑制的な水準に維持する必要」
「経済は依然として堅実なペースで成長しており、堅調な個人消費と雇用増加が見られる」
26:37 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「さらなる引き締めが必要かどうかを判断するために情報を収集し、金利を据え置いた」
「我々はもっと緩やかなペースで進む必要」
「ここ数カ月は良いデータが揃っており、インフレは低下している」
「労働市場はまだ均衡が取れていないが、景気は減速しており、経済にとっては良い兆候」
——–9/22株式・債券・商品————————
日経平均 32402.41▼168.62
豪ASX 7068.837△3.603
上海総合 3132.432△47.731
英FT 7683.91△5.29
独DAX 15557.29▼14.57
NYダウ 33963.84▼106.58
日10年債利回り 0.746%△0.003
豪10年債利回り 4.339%△0.038
英10年債利回り 4.249%▼0.056
独10年債利回り 2.739%△0.003
米02年債利回り 5.1097%▼0.0341
米10年債利回り 4.4337%▼0.0604
NY原油 90.03△0.40
NY金 1945.60△6.00
————9/25注目材料—————————-
<国内>
特になし
<海外>
14:00 8月シンガポール消費者物価指数
16:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
17:00 9月独Ifo企業景況感指数
————9/25きょうのひとこと———————
ドル円は先ほど、年初来高値を僅かに更新して148.48まで上昇しました。先週、日米金融政策の方向性の違いがあらためて確認されただけに、納得のドル高・円安でしょう。半面、上値では円買い介入への警戒感が広がりやすいようで、今朝も高値更新後は伸び悩んでいます。円買い介入の発動については「ボラティリティの上昇」が大義名分となるため、急ピッチの円安は起きにくいのでしょう。少なくとも、週内は150円への上昇を期待しないほうが良さそうです。もっとも「ボラ上昇」が条件なら、円安がゆっくり進んでいるうちは介入しにくいということになります。月末・四半期末最終週は、市場と当局の神経戦になりそうです。
本日もよろしくお願いします。