総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/17木 )

昨年9月介入ライン145.90突破の原動力はドル高 円安をけん制してもドル高は止められない?

————-8/16ドル円相場————————

米長期金利上昇で9カ月ぶり146円台 FOMC議事録で146.409まで上伸

OP145.555 HI146.409 LO145.306 CL146.339

———-8/16主な出来事—————————

15:00 イギリス7月消費者物価指数(前年比) +6.8%
前回+7.9%
予想+6.8%
15:00 イギリス7月消費者物価指数・コア(前年比) +6.9%
前回+6.9%
予想+6.8%

18:00 ユーロ圏4-6月期GDP・改定値(前期比) +0.3%
前回+0.3%
予想+0.3%

18:00 ユーロ圏6月鉱工業生産(前月比) +0.5%
前回+0.2%
予想-0.1%

21:15 カナダ7月住宅着工件数 25.50万件
前回28.14万件(28.35万件)
予想24.00万件

21:30 アメリカ7月住宅着工件数(年率換算) 145.2万件
前回143.4万件(139.8万件)
予想145.0万件
21:30 アメリカ7月建設許可件数(年率換算) 144.2万件
前回144.0万件(144.1万件)
予想146.3万件

22:15 アメリカ7月鉱工業生産(前月比) +1.0%
前回-0.5%(-0.8%)
予想+0.3%
22:15 アメリカ7月設備稼働率 79.3%
前回78.9%(78.6%)
予想79.1%

27:00 FOMC議事要旨
「インフレに著しい上振れリスクがあり、金融政策の追加引き締めが必要になり得るとの認識を大半の参加者は引き続き示した」
「幾人かの参加者は政策を不用意に引き締め過ぎるリスクと、引き締めが不十分な場合のコストとの間でバランスを取ることが重要だとの見解を示した」
「経済が年末に向けて穏やかな景気後退(リセッション)に入るとはもはや判断していない」

——–8/16株式・債券・商品————————

日経平均 31766.82▼472.07
豪ASX  7195.174▼109.787
上海総合 3150.128▼26.048
英FT   7356.88▼32.76
独DAX  15789.45△22.17
NYダウ  34765.74▼180.65

日10年債利回り 0.6302%▼0.002
豪10年債利回り 4.208%▼0.050
英10年債利回り 4.646%△0.057
独10年債利回り 2.650%▼0.022
米02年債利回り 4.9652%△0.0130
米10年債利回り 4.2504%△0.0394

NY原油 79.38▼1.61
NY金  1928.30▼6.90

————8/17注目材料—————————-

<国内>
08:50  6月機械受注
08:50  7月貿易統計(通関ベース)
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
07:45  4-6月期NZ卸売物価指数
10:30  7月豪失業率
10:30  7月豪新規雇用者数
17:00  ノルウェー中銀政策金利
18:00  6月ユーロ圏貿易収支
21:30  6月対カナダ証券投資
21:30  8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30  前週分の米新規失業保険申請件数
23:00  7月米景気先行指数

————8/17きょうのひとこと———————

ドル円は昨年9月の円買い介入ライン145.90円を突破して146円台に続伸しています。いまのところ財務省筋から強い円安けん制は入っていませんが、そろそろ神田財務官などからきつめの発言が出てもおかしくないところです。もっとも、足元のドル円上昇の原動力は円安というよりドル高なので、円安をけん制したところでドル高を止められる公算は小さいのかもしれません。

本日もよろしくお願いします。