総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/8火 )

米雇用統計後の下落を埋める反発 2日がかりで雇用統計の消化を終えてCPI待ちへ

————-8/7ドル円相場————————

米金利持ち直しで142.578まで上昇 雇用統計後の金利低下とドル安に修正入る

OP141.684 HI142.578 LO141.516 CL142.476

———-8/7主な出来事—————————

08:55 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月27-28日分)
「物価の上振れ方向の動きが続く場合、長期金利を厳格に抑えることで債券市場の機能などに影響が生じるおそれがある」
「市場に金利形成を極力委ねることが重要だ」
「将来的なリスクへの予防的措置として金利操作を柔軟化する」
「現在の物価上昇は輸入インフレの域を出ておらず運用の柔軟化は中小企業の賃上げや稼ぐ力を確認した上で行うほうが望ましい」

15:00 ドイツ6月鉱工業生産(前月比) -1.5%
前回-0.2%(-0.1%)
予想-0.5%

19:04 ウィリアムズNY連銀総裁
「景気抑制的なスタンスを当面は維持する必要がある」
「インフレ率が下がり続ける場合は2024年か2025年に金利を引き下げる必要があるかもしれない」

21:30 ボウマンFRB理事
「インフレを目標の2%に低下させるには、追加利上げが必要になる可能性が高い」

25:00  ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト
「英国のインフレには両サイドのリスクがある」
「現時点のわれわれの予想は、食品価格のインフレが今年末までに約10%に向けて鈍化し、来年には一段と減速するということだ」

28:00 アメリカ6月消費者信用残高(前月比) +178.5億ドル
前回+72.4億ドル(94.6億ドル)
予想+130.0億ドル

——–8/7株式・債券・商品————————

日経平均 32254.56△61.81
豪ASX  7309.200▼16.140
上海総合 3268.831▼19.253
英FT   7554.49▼9.88
独DAX  15950.76▼1.10
NYダウ  35473.13△407.51

日10年債利回り 0.630%▼0.019
豪10年債利回り 4.194% 0.000
英10年債利回り 4.461%△0.081
独10年債利回り 2.601%△0.039
米02年債利回り 4.7619%▼0.0021
米10年債利回り 4.0885%△0.0547

NY原油 81.94▼0.88
NY金  1933.50▼6.10

————8/8注目材料—————————-

<国内>
08:30 6月毎月勤労統計(現金給与総額)
08:50 6月経常収支/貿易収支

<海外>
08:01 7月英BRC小売売上高調査
09:30 8月豪ウエストパック消費者信頼感指数
10:30 7月豪NAB企業景況感指数
—– 7月中国貿易収支
15:00 7月独消費者物価指数・改定値
15:45 6月仏経常収支/貿易収支
21:15 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
21:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
21:30 6月カナダ貿易収支
21:30 6月米貿易収支
26:00 米3年債入札

————8/8きょうのひとこと———————

特に目新しい材料がなかったにもかかわらず昨日はドル円が142円台を回復して上昇しました。前週末の米7月雇用統計を受けて下落した反動による自律的な反発と見られます。これで、雇用統計前の水準をほぼ回復しており、週末を跨いだ2日がかりで雇用統計の消化を終えた格好です。となると、市場の次なる関心は10日の米7月CPI。夏枯れ相場の中でいくぶん不安定な動きが続きそうではありますが、徐々に市場のムードはCPI待ちに傾いていきそうです。

本日もよろしくお願いします。