総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/4金 )

8月入りで債券安・株安強まり為替は不安定化 米雇用統計が不安定な動きを助長する可能性も

————-8/3ドル円相場————————

日銀臨時オペでほぼ1カ月ぶりに143.886まで上昇も、株安・円買いと米ISM下振れのドル売りで142.058まで反落

OP143.311 HI143.886  LO142.058 CL142.525

———-8/3主な出来事—————————

10:30 オーストラリア6月貿易収支 +113.21億豪ドル
前回+117.91億豪ドル(104.97億豪ドル)
予想+110.00億豪ドル

10:45 中国7月財新サービス業PMI 54.1
前回53.9
予想52.4

15:00 ドイツ6月貿易収支 +187億ユーロ
前回+144億ユーロ(146億ユーロ)
予想+150億ユーロ

16:55 ドイツ7月サービス業PMI・改定値 52.3
前回52.0
予想52.0

17:00 ユーロ圏7月サービス業PMI・改定値 50.9
前回51.1
予想51.1

17:30 イギリス7月サービス業PMI・改定値 51.5
前回51.5
予想51.5

20:00 BOE、政策金利を5.00%から5.25%へ引き上げ
「インフレ率を目標の2%に下げるため、必要な期間、十分制約的になるようにする」

20:00 BOE議事録
「MPCのメンバー8人は利上げを支持、残り1人は据え置きを支持」
「現在の金融政策スタンスは制限的である」
「より持続的なインフレ圧力を示す証拠があれば、さらなる引き締めが必要」

20:30 ベイリーBOE総裁
「インフレ率は更に低下し、7月は7%付近・10月は5%近辺になると予想」
「われわれは証拠に基づいた行動をし続けなければならない」
「インフレがさらに持続するという証拠が得られれば、それに対応する必要がある」
「利上げ終了を宣言する時期ではない」

20:30 アメリカ7月チャレンジャー人員削減数(前年比) -8.2%
前回+25.2%

21:30 アメリカ4-6月期単位労働コスト・速報値(前期比年率)+1.6%
前回+4.2%(3.3%)
予想+2.5%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.7万件
前回22.1万件
予想22.5万件

23:00 アメリカ7月ISM非製造業景況指数 52.7
前回53.9
予想53.0

——–8/3株式・債券・商品————————

日経平均 32159.28▼548.41
豪ASX  7311.684▼42.916
上海総合 3280.463△18.773
英FT   7529.16▼32.47
独DAX  15893.38▼126.64
NYダウ  35215.89▼66.63

日10年債利回り 0.653%△0.025
豪10年債利回り 4.106%△0.082
英10年債利回り 4.470%△0.069
独10年債利回り 2.605%△0.069
米02年債利回り 4.8810%△0.0043
米10年債利回り 4.1751%△0.0976

NY原油 81.55△2.06
NY金  1932.00▼5.40

————8/4注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
10:30 RBA金融政策報告
15:00 6月独製造業新規受注
15:45 6月仏鉱工業生産
17:30 7月英建設業PMI
18:00 6月ユーロ圏小売売上高
20:15 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト講演
21:30 7月カナダ新規雇用者数
21:30 7月カナダ失業率
21:30 7月米非農業部門雇用者数
21:30 7月米失業率
21:30 7月米平均時給

————8/4きょうのひとこと———————

8月に入り、世界的に債券安(金利上昇)・株安が進んでいます。日銀の金利上昇容認と米国の国債増発などが重なったことで債券を起点に市場は不安定さを増しているようです。為替市場でも金利上昇でドルが買われたかと思えば株安で円が買われるなど難解な動きとなっています。夏休みで市場参加者が減っていることも影響していると考えられます。そうした中で、今夜は米7月雇用統計が発表されます。不安定な市場の動きをさらに助長する可能性もあるため要注目です。

本日もよろしくお願いします。