総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/3木 )

米債格下げの影響は総じて軽微 関心は明日の米雇用統計に 今日は10時10分の日銀オペに注目

————-8/2ドル円相場————————

米債格下げで142.243まで下落するもADP上ブレで143.473まで反発

OP143.279 HI143.473  LO142.234 CL143.341

———-8/2主な出来事—————————

06:15 フィッチ、米外貨建て長期債格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げ

10:39 内田日銀副総裁
「引き締め遅れて2%目標超のインフレ率続くリスクより、拙速な緩和修正で2%実現の機会逸するリスクの方が大きい」
「今回のYCC柔軟化、出口を意識したものではない」

21:15 アメリカ7月ADP雇用統計(前月比) +32.4万人
前回+49.7万人(45.5万人)
予想+18.9万人

——–8/2株式・債券・商品————————

日経平均 32707.69▼768.89
豪ASX  7354.600▼96.110
上海総合 3261.690▼29.259
英FT   7561.63▼104.64
独DAX  16020.02▼220.02
NYダウ  35282.52▼348.16

日10年債利回り 0.628%△0.021
豪10年債利回り 4.024%△0.050
英10年債利回り 4.403%△0.003
独10年債利回り 2.535%▼0.022
米02年債利回り 4.8767%▼0.0249
米10年債利回り 4.0775%△0.0545

NY原油 79.49▼1.88
NY金  1937.40▼3.30

————8/3注目材料—————————-

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
10:30  6月豪貿易収支
10:45  7月財新n中国サービス業PMI
15:00  6月独貿易収支
15:30  7月スイス消費者物価指数
16:00  7月トルコCPI
16:50  7月仏サービス業PMI・改定値
16:55  7月独サービス業PMI・改定値
17:00  7月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
17:30  7月英サービス業PMI・改定値
18:00  パネッタECB専務理事講演
18:00  6月ユーロ圏卸売物価指数
20:00  BOE政策金利
20:00  英MPC議事要旨
20:30  ベイリーBOE総裁記者会見
20:30  7月米チャレンジャー人員削減数
21:30  4-6月期米非農業部門労働生産性・速報値
21:30  4-6月期米単位労働コスト・速報値
21:30  前週分の米新規失業保険申請件数
21:30  バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
22:45  7月米サービスチャレンジャー
23:00  7月米ISM非製造業景況指数
23:00  6月米製造業新規受注

————8/3きょうのひとこと———————

フィッチによる米債格下げは、株式市場がやや動揺したものの、本丸の米債にはほとんど影響なしで、ドルはADPの上ブレもあって強含みました。総じてみれば、市場への影響は軽微と言ってよいでしょう。これで関心は明日の米7月雇用統計に移ることになりそうです。その前にきょうは日銀の動きにも注目です。長期金利はYCC柔軟化後としては最高の0.64%に上昇しています。日銀が臨時の買い入れオペを打って金利を抑え込みに動くのか(動けば円安の可能性大)、あるいは金利上昇を放置するのか、まずは10時10分の金融調節(オペ)タイムに注目しましょう。

本日もよろしくお願いします。