昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/11火)
巨大陰線に続く上ヒゲ陰線でロンガーの心理悪化 ショートカバーが入るまで下値リスクを意識
————-7/10ドル円相場————————
142.998まで自律反発も海外市場にかけてドル売り再開 米インフレ期待低下で利上げ減速の思惑
OP142.136 HI142.998 LO141.277 CL141.317
———-7/10主な出来事—————————
08:50 日本5月国際収支・経常収支(季調前)+1兆8624億円
前回+1兆8951億円
予想+1兆8840億円
08:50 日本5月国際収支・貿易収支 -1兆1867億円
前回-1131億円
予想-9731億円
10:30 中国6月消費者物価指数(前年比) 0.0%
前回+0.2%
予想+0.2%
10:30 中国6月生産者物価指数(前年比) -5.4%
前回-4.6%
予想-5.0%
21:30 カナダ 5月住宅建設許可件数(前月比) +10.5%
前回-18.8%(-21.0%)
予想-3.9%
23:57 バーFRB副議長(銀行監督担当)
「インフレは高すぎる」
「インフレ率を目標値まで下げることに非常に注意を払っている」
24:00 NY連銀6月消費者調査 1年先インフレ期待 3.8%
前回4.1%
24:10 メスター米クリーブランド連銀総裁
「インフレ率を下げるには追加の金融引き締めが必要」
「インフレは依然として高水準」
「インフレ率を2%に戻すには、賃金圧力が依然として高すぎる」
24:13 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「英国は供給面での持続的な成長を必要としている」
「賃金と物価の上昇が依然として早すぎる」
「これまでの引き締めの一部はまだ英国に影響を与えていない」
「MPCは賃金、インフレ、物価データを監視」
24:14 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「リスクはよりバランスが取れてきている」
「政策を決めるためにはデータを精査する必要」
「金利を引き上げるためには、さらに取るべき手段がある」
25:39 ボスティック米アトランタ連銀総裁
「インフレは高すぎて持続可能ではない」
「景気後退(リセッション)は基本的な見通しではない」
「雇用の伸び鈍化やインフレ低下などの兆しとともに経済は減速し始めている」
28:00 アメリカ5月消費者信用残高 72.4億ドル
前回230.1億ドル(203.2億ドル)
予想210.0億ドル
——–7/10株式・債券・商品————————
日経平均 32189.73▼198.69
豪ASX 7004.033▼38.239
上海総合 3203.696△7.087
英FT 7273.79△16.85
独DAX 15673.16△69.76
NYダウ 33944.40△209.52
日10年債利回り 0.462%△0.034
豪10年債利回り 4.286%△0.029
英10年債利回り 4.640%▼0.010
独10年債利回り 2.640%△0.003
米02年債利回り 4.8576%▼0.0883
米10年債利回り 3.9938%▼0.0678
NY原油 72.99▼0.87
NY金 1931.00▼1.50
————7/11注目材料—————————-
<国内>
08:50 6月マネーストックM2
<海外>
08:01 6月英BRC小売売上高調査
09:30 7月豪ウエストパック消費者信頼感指数
10:30 6月豪NAB企業景況感指数
15:00 6月独消費者物価指数・改定値
15:00 6月英失業率
15:00 6月英失業保険申請件数
15:00 3-5月英失業率(ILO方式)
15:00 3-5月英週平均賃金
16:00 5月トルコ経常収支
17:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
18:00 7月独ZEW景況感指数
18:00 7月ユーロ圏ZEW景況感指数
26:00 米3年債入札
—– NATO首脳会議(リトアニア12日まで)
————7/11きょうのひとこと———————
昨日のドル円の日足は上値の重さを如実に物語る「上ヒゲ陰線」で引けました。前週末の巨大陰線に続いて「上ヒゲ陰線」が出現したとなると、ロンガーの心理はさらに悪化しそうです。勢いづいたショーターがカバー(買戻し)を始めるまでは下値リスクがくすぶり続けるでしょう。そのきっかけになり得るとすれば明日の米6月CPIでしょうか。崩れたチャートを修復するのは、ファンダメンタルズ見通しの変化か時間の経過です。
本日もよろしくお願いします。