総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/30金)

週末・月末・四半期末・半期末 リバランスフローや介入警戒感に145円を巡る攻防で不規則変動の公算

————-6/29ドル円相場————————

介入警戒感で144.135まで弱含むも、米GDP大幅上方修正で144.901まで上昇して3日連続の年初来高値更新

OP144.418 HI144.901  LO144.135 CL144.796

———-6/29主な出来事—————————

10:30 オーストラリア 5月小売売上高(前月比) +0.7%
前回0.0%
予想+0.1%

15:30 パウエルFRB議長
「メンバーの大半が年末までに2回かそれ以上の利上げ実施を予想している」
「インフレ率が2%に戻るプロセスはまだ長い道のりがある」

17:00 鈴木財務相
「より緊張感を持って市場の動きを見ている」
「行き過ぎた動きがあるなら必要な対応を取る考えに変更はない」

21:00 ドイツ6月消費者物価指数・速報値(前年比) +6.4%
前回+6.1%
予想+6.3%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 23.9万件
前回26.4万件(26.5万件)
予想26.5万件

21:30 アメリカ1-3月期GDP・確定値(前期比年率) +2.0%
前回+1.3%
予想+1.4%
21:30 アメリカ1-3月期個人消費・確定値(前期比年率) +4.2%
前回+3.8%
予想+3.8%
21:30 アメリカ1-3月期コアPCEデフレーター・確定値(前期比年率) +4.9%
前回+5.0%
予想+5.0%

23:00 アメリカ5月住宅販売保留指数(前月比) -2.7%
前回0.0%(-0.4%)
予想-0.5%

25:30 テンレイロ英MPC委員
「すでに進行中の引き締めはインフレ率を目標値まで回帰させるのに十分だ」
「インフレ率は目標値を下回る可能性が高い」
「現時点で金利を上げれば上げるほど、最終的に早い段階で急速な利下げが必要になる」

——–6/29株式・債券・商品————————

日経平均 33234.14△40.15
豪ASX  7194.912▼1.630
上海総合 3182.381▼6.995
英FT   7471.69▼28.80
独DAX  15946.72▼2.28
NYダウ  34122.42△269.76

日10年債利回り 0.391%△0.002
豪10年債利回り 3.901%△0.030
英10年債利回り 4.382%△0.066
独10年債利回り 2.416%△0.101
米02年債利回り 4.8593%△0.1494
米10年債利回り 3.8383%△0.1305

NY原油 69.86△0.30
NY金  1917.90▼4.30

————6/30注目材料—————————-

<国内>
08:30  6月東京都区部消費者物価指数
08:50  5月鉱工業生産速報
19:00  外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

<海外>
10:30  6月中国製造業PMI
15:00  5月独輸入物価指数
15:00  5月独小売売上高
15:00  6月英ネーションワイド住宅価格指数
15:00  1-3月期英国内総生産(GDP)改定値
15:00  1-3月期英経常収支
15:30  5月スイス小売売上高
15:45  6月仏消費者物価指数(CPI)速報値
15:45  5月仏卸売物価指数(PPI)
16:55  6月独失業率
16:55  6月独失業者数
18:00  6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
18:00  5月ユーロ圏失業率
21:00  5月南アフリカ貿易収支
21:00  5月メキシコ失業率
21:30  4月カナダGDP
21:30  5月米個人消費支出(PCE)
21:30  5月米個人所得
21:30  5月米PCEデフレーター
22:45  6月米シカゴPMI
23:00  6月米ミシガン大消費者態度指数・確報値

————6/30きょうのひとこと———————

きょうは週末・月末・四半期末・半期末が重なる6月30日。国際投資家の投資資金再分配(リバランス)などで特殊フローが持ち込まれる可能性が高い上に、本邦当局者による口先介入の円安けん制も想定されます(実弾介入はまだなさそうですが)。加えてドル円は145.00円の攻防戦が予想されるとあって、不規則に変動する場面が増えそうです。

本日もよろしくお願いします。