総研ブログ

16日のドル円相場ときょうのひとこと(6/19月)

前日の上ヒゲ小陽線を一気にまくる大陽線で一転して続伸期待高まる ただし米国休場

————-6/16ドル円相場————————

日銀緩和維持の円売りで141円台 米7月利上げ期待のドル買いで7カ月ぶりに141.920まで上伸

OP140.260 HI141.920  LO139.850 CL141.890

———-6/16主な出来事—————————

11:49 日銀、金融政策の現状維持を決定
「粘り強く金融緩和継続し、賃金上昇伴う形で2%物価目標を持続的・安定的に実現すること目指していく」

15:30 植田日銀総裁
「物価目標2%の安定的な達成には、なお時間がかかる」
「物価は年度半ばにかけてプラス幅を縮小していく」
「足元の物価の動きは、下がり方が(想定していたよりも)やや遅い」
「(YCC修正について)ある程度のサプライズはやむを得ない」

15:38 ナーゲル独連銀総裁
「断固とした金融政策が重要 」
「コアインフレは頑強に高いことが証明されている」
「インフレが完全にクリアされるまで長い道のりがある」
「夏休み以後も利上げを続ける必要があるだろう」

18:00 ユーロ圏5月消費者物価指数・改定値(前年比) +6.1%
前回+6.1%
予想+6.1%

21:11 ウンシュ・ベルギー中銀総裁
「コアインフレ率が5%前後に維持されている場合は、9月あるいはそれより先も利上げが必要となる可能性がある」

22:20 ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「コアインフレ率が改善しないことは憂慮すべき」

22:23 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「需要が鈍化しないなら、追加利上げに抵抗はない」

23:00 アメリカ6月ミシガン大消費者態度指数・速報値 63.9
前回59.2
予想60.0
23:00 ミシガン大消費者態度指数1年期待インフレ率 3.3%
前回4.2%
予想4.1%
23:00 ミシガン大消費者態度指数5-10年期待インフレ率 3.0%
前回3.1%
予想3.0%

26:16 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「ECBは7月に利上げを継続する公算が非常に大きい」
「7月以降はデータ次第のアプローチに従う」

——–6/16株式・債券・商品————————

日経平均 33706.08△220.59
豪ASX  7251.247△75.922
上海総合 3273.334△20.359
英FT   7642.72△14.46
独DAX  16357.63△67.51
NYダウ  34299.12▼108.94

日10年債利回り 0.412%▼0.017
豪10年債利回り 4.026%△0.025
英10年債利回り 4.412%△0.027
独10年債利回り 2.474%▼0.030
米02年債利回り 4.7141%△0.0723
米10年債利回り 3.7613%△0.0448

NY原油 71.78△1.16
NY金  1971.20△0.50

————6/19注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
17:00 シムカス・リトアニア中銀総裁、講演
20:00 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
20:40 シュナーベルECB専務理事、講演
22:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
23:00 6月米NAHB住宅市場指数
27:00 デギンドスECB副総裁、講演

————6/19きょうのひとこと———————

16日のドル円は日米金融政策の方向性の違いが意識されて大幅高となりました。15日には上ヒゲ小陽線引けで「ひとまず天井」を彷彿させましたが、その上ヒゲを丸ごとそっくり包む大陽線が出現。しかもほぼ高値引けの陽線坊主、いえ「大陽線坊主」です。前日に浮上したやや弱気な見方を一蹴する「大陽線坊主」で一気に強気なチャートフェースに転換した格好です。ただ、きょうはアメリカが休日。NY市場では動意が鈍りそうです。

本日もよろしくお願いします。