昨日のドル円相場ときょうのひとこと(6/15木)
ドルは伸び悩みでも円安地合い継続 利上げ期待のユーロとポンドに対する円安が象徴的
————-6/14ドル円相場————————
米PPIで139.282まで軟化 FOMCで反発も東京高値140.273を超えられず伸び悩む
OP140.184 HI140.273 LO139.282 CL140.116
———-6/14主な出来事—————————
15:00 イギリス4月GDP(前月比) +0.2%
前回-0.3%
予想+0.2%
15:00 イギリス4月鉱工業生産(前月比) -0.3%
前回+0.7%
予想-0.1%
15:00 イギリス4月商品貿易収支 -149.96億ポンド
前回-163.56億ポンド
予想-165.00億ポンド
15:00 ドイツ5月卸売物価指数(前月比) -1.1%
前回-0.4%
18:00 ユーロ圏4月鉱工業生産(前月比) +1.0%
前回-4.1%(-3.8%)
予想+0.8%
21:30 アメリカ5月卸売物価指数(前月比) -0.3%
前回+0.2%
予想-0.1%
21:30 アメリカ5月卸売物価指数(前年比) +1.1%
前回+2.3%
予想+1.5%
21:30 アメリカ5月卸売物価指数・コア(前年比)+2.8%
前回+3.2%(3.1%)
予想+2.9%
27:00 FOMC、政策金利を5.00-5.25%に維持
「最近の指標は、経済活動が緩やかなペースで拡大し続けていることを示唆」
「雇用の伸びはここ数カ月間堅調で、失業率は低いまま」
「インフレ率は引き続き高止まりしている」
「米国の金融システムは健全で強固」
「今回の会合で目標レンジを安定的に維持することで、委員会は追加情報とその金融政策への影響を評価することが可能になる」
27:30 パウエルFRB議長会見
「インフレ率を2%に戻すには長い道のりがある」
「我々は会合ごとに意思決定を続けていく」
「金利据え置きの決定は賢明だった」
「FOMCは累積的な引き締めを考慮する」
「FOMCは二つの目標を達成するために全力を尽くす」
「インフレ緩和にはトレンドを下回る成長期間が必要となる可能性」
「7月のFOMCはライブになると予想」
「利上げ一時停止は引き締めペース鈍化の継続」
「利下げについては2年ほど先の話」
——–6/14株式・債券・商品————————
日経平均 33502.42△483.77
豪ASX 7161.745△22.885
上海総合 3228.989▼4.684
英FT 7602.74△7.96
独DAX 16310.79△80.11
NYダウ 33979.33▼232.79
日10年債利回り 0.431%△0.006
豪10年債利回り 3.974%△0.044
英10年債利回り 4.392%▼0.041
独10年債利回り 2.452%△0.029
米02年債利回り 4.6879%△0.0217
米10年債利回り 3.7862%▼0.0271
NY原油 68.27▼1.15
NY金 1968.90△10.30
————6/15注目材料—————————-
<国内>
08:50 4月機械受注
08:50 5月貿易統計(通関ベース)
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
07:45 1-3月期NZ・GDP
10:30 5月豪失業率
10:30 5月豪新規雇用者数
11:00 5月中国鉱工業生産
11:00 5月中国小売売上高
15:45 5月仏消費者物価指数・改定値
16:00 ナーゲル独連銀総裁、講演
18:00 4月ユーロ圏貿易収支
21:15 ECB理事会、政策金利
21:15 5月カナダ住宅着工件数
21:30 5月米小売売上高
21:30 6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 5月米輸入物価指数
21:30 米新規失業保険申請件数
21:45 ラガルドECB総裁記者会見
22:15 5月米鉱工業生産指数
22:15 5月米設備稼働率
23:00 4月米企業在庫
24:35 カンリフBOE副総裁講演
25:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
29:00 4月対米証券投資
—– ユーロ圏財務相会合
————6/15きょうのひとこと———————
FOMCは利上げを見送りましたが、ドットチャートで年内あと2回の利上げを示唆するなどタカ派色が滲む内容でした。一方でパウエル議長は7月の利上げ再開について「やってみないとわからないライブ会合」として明言をさけた点などが、ややハト派寄りと受け止められました。結果的に米債利回りは大きく動けず、ドル/円も140円を回復したものの伸び悩む展開となりました。と書いている最中にドル円が140円台半ばへスルスルと上昇していますが、これは5・10日の実需買い観測と日本株のプラ転が背景のようです。ドルは伸び悩んでも円が売られやすい地合いに変わりなしといったところでしょうか。利上げおかわりの期待が強いユーロとポンドが対円で大きく上昇しているのが象徴的です。
本日もよろしくお願いします。