総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/28金)

YCC修正=円高への警戒感で予想変動率上昇 日銀現状維持なら円売りも

————-4/27ドル円相場————————

米新規失業保険の減少と米コアPCEデフレーターの上昇で134.194まで強含む

OP133.623 HI134.194  LO133.163 CL133.985

———-4/27主な出来事—————————

21:30 アメリカ1-3月期GDP・速報値(前期比年率) +1.1%
前回+2.6%
予想+2.0%
21:30 アメリカ1-3月期個人消費・速報値(前期比年率) +3.7%
前回+1.0%
予想+4.1%
21:30 アメリカ1-3月期コアPCEデフレーター・速報値(前期比年率) +4.9%
前回+4.4%
予想+4.7%

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 23.0万件
前回24.5万件(24.6万件)
予想24.8万件

23:00 アメリカ3月住宅販売保留指数(前月比) -5.2%
前回+0.8%
予想+0.5%

——–4/27株式・債券・商品————————

日経平均 28457.68△41.21
豪ASX  7292.748▼23.551
上海総合 3285.885△21.784
英FT    7831.58▼21.06
独DAX   15800.45△4.72
NYダウ  33826.16△524.29

日10年債利回り 0.466%△0.001
豪10年債利回り 3.369%△0.065
英10年債利回り 3.794%△0.065
独10年債利回り 2.460%△0.063
米02年債利回り 4.0682%△0.1173
米10年債利回り 3.5204%△0.0719

NY原油 74.76△0.46
NY金  1999.00△3.00

————4/28注目材料—————————-

<国内>
08:30  4月東京都区部消費者物価指数
08:30  3月完全失業率
08:30  3月有効求人倍率
08:50  3月鉱工業生産速報
—–  日銀金融政策
—–  経済・物価情勢の展望(4月、基本的見解)
15:30  植田日銀総裁記者会見
19:00  外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

<海外>
10:30  1-3月期豪卸売物価指数
14:30  1-3月期仏GDP・速報値
15:00  3月独輸入物価指数
15:30  3月スイス小売売上高
15:45  4月仏消費者物価指数・速報値
16:00  4月スイスKOF景気先行指数
16:00  3月トルコ貿易収支
16:55  4月独失業率
16:55  4月独失業者数
17:00  1-3月期独GDP・速報値
18:00  1-3月期ユーロ圏GDP・・速報値
18:45  ラガルドECB総裁講演
21:00  4月独消費者物価指数・速報値
21:00  3月南アフリカ貿易収支
21:00  1-3月期メキシコGDP・速報値
21:30  2月カナダGDP
21:30  1-3月期米雇用コスト指数
21:30  3月米個人消費支出(PCE)
21:30  3月米個人所得
21:30  3月米PCEデフレーター
22:45  4月米シカゴPMI
23:00  4月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
—–  ユーロ圏財務相会合(ストックホルム)

————4/28きょうのひとこと———————

きょう4月28日は月内取引最終日。つまり、きょうで週足、月足が確定する重要な日となります。特にドル円は、いまのところ週足も月足も横ばい圏内ですから、きょうの動き次第で陰線引けか陽線引けかが決まると言っても過言ではありません。そんな大事な日に日銀が金融政策を発表します。しかも植田総裁の初舞台です。市場の日銀会合に対する見方は、「据え置きでたぶん間違いない」しかし「突然のYCC修正がないとは言いきれない」といったところでしょうか。オプション市場の翌日物インプライドボラティリティ(IV、予想変動率)は米2月CPIが発表された3月14日以来の高水準に上昇しています。YCC修正(=円高)への警戒感でボラティリティが上昇しているということは、大方の予想通りに現状維持なら円が売られる公算が大きいということになります。

本日もよろしくお願いします。