昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/12水)
CPI警戒の米債利回り上昇で強含み 雇用に続いてコアCPI上ブレなら市場の金融政策見通しに修正も
————-4/11ドル円相場————————
連休明けの欧州市場でドル売りに傾くも132.975で下げ止まると、米長期金利の上昇につれて133.803まで持ち直す
OP133.526 HI133.803 LO132.975 CL133.701
———-4/11主な出来事—————————
10:30 中国3月消費者物価指数(前年比) +0.7%
前回+1.0%
予想+1.0%
10:30 中国3月生産者物価指数(前年比) -2.5%
前回-1.4%
予想-2.5%
18:00 ユーロ圏2月小売売上高(前月比) -0.8%
前回+0.3%(0.8%)
予想-0.8%
22:00 IMF世界経済見通し
「2023年の世界GDP見通しを1月時点の2.9%から2.8%に下方修正」
「2024年のGDPは1月時点の3.1%から3.0%に修正」
「日本の2023年GDPを1.8%から1.3%に下方修正」
「ユーロ圏の2023年GDPは1月の0.7%から0.8%に上方修正」
「米国のGDPは1月の1.4%から1.6%に上方修正」
22:18 ウィリアムズNY連銀総裁
「FRBがあと1回利上げに動くのは理にかなう」
「小売売上高やCPIなどのデータに注目」
「インフレが低下してきたら利下げに動く必要も」
22:51 イエレン米財務長官
「引き続き堅調な雇用創出、インフレ率の緩やかな低下、堅調な個人消費など米経済が非常に好調に推移しているのは明らかだ。もちろんリスクは依然としてあるが、景気が悪化するとは想定していない」
26:30 グールズビー・シカゴ連銀総裁
「インフレデータは引き続き非常に強い」
「金融ストレスが実体経済に及ぼす潜在的な影響を評価する必要がある」
「FRBは過度に積極的な利上げには注意する必要」
——–4/11株式・債券・商品————————
日経平均 27923.37△289.71
豪ASX 7309.894△90.913
上海総合 3313.571▼1.787
英FT 7785.72△44.16
独DAX 15655.17△57.28
NYダウ 33684.79△98.27
日10年債利回り 0.463%▼0.005
豪10年債利回り 3.224%△0.039
英10年債利回り 3.542%△0.110
独10年債利回り 2.311%△0.128
米02年債利回り 4.0224%△0.0147
米10年債利回り 3.4262%△0.0094
NY原油 81.53△1.79
NY金 2004.80△15.70
————4/12注目材料—————————-
<国内>
08:50 3月企業物価指数
08:50 2月機械受注
<海外>
07:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
08:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
21:30 デギンドスECB副総裁講演
21:30 3月米消費者物価指数
22:00 ベイリーBOE総裁講演
22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
22:00 デコス・スペイン中銀総裁講演
23:00 カナダ中銀政策金利
23:30 EIA週間原油在庫統計
25:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
26:00 米10年債入札
27:00 3月米月次財政収支
27:00 FOMC議事要旨(3月21-22日分)
27:15 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
—– G20財務相・中銀総裁会議(ワシントン、13日まで)
————4/12きょうのひとこと———————
きょうは米3月CPIの結果に注目が集まるでしょう。市場予想は前年比+5.1%、コア前年比+5.6%です。総合CPIは2月の+6.0%から鈍化の見込みですが、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは2月の5.5%から加速する見通しです。昨日の米債利回りがNY市場で上昇に転じたのはコアCPIの上ブレを警戒した動きだったと見られています。雇用統計に続いてCPIも上ブレするとなれば、市場が見込むFRBの利上げの軌道(5月で利上げ打ち止め、7月にも利下げへ)に修正が入る可能性があるため要注目です。
本日もよろしくお願いします。