総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/17金)

米&スイス巡る金融不安はひとまず収束か 関心は来週のFOMCへ 今夜はミシガン期待インフレに注目
————-3/16ドル円相場————————

ECB大幅利上げで不安高まり131.710まで下落も、米地銀救済でリスク回避モードが逆流すると133.824まで反発

OP133.397 HI133.824  LO131.710 CL133.748

———-3/16主な出来事—————————

08:50 日本 2月貿易統計(通関ベース)-8977億円
前回-3兆4966億円(-3兆4986億円)
予想-1兆694億円

09:30 オーストラリア 2月新規雇用者数 +6.46万人
前回-1.15万人(-1.09万人)
予想+4.85万人
09:30 オーストラリア 2月失業率 3.5%
前回3.7%
予想3.6%

09:30 クレディスイス、中銀から500億フランの借り入れ計画を発表

21:30 アメリカ2月住宅着工件数(年率換算件数) 145.0万件
前回130.9万件(132.1万件)
予想131.0万件

21:30 アメリカ2月建設許可件数(年率換算件数) 152.4万件
前回133.9万件
予想134.5万件

21:30 アメリカ3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -23.2
前回-24.3
予想-15.6

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 19.2万件
前回21.1万件(21.2万件)
予想20.5万件

22:15 ECB、政策金利を3.00%から3.50%に引き上げ
「インフレは長期に渡りかなり高い水準にとどまる見込み」
「市場の緊張を認め、必要に応じて対応する」
「将来の決定はデータに依存」

22:45 ラガルドECB総裁
「成長見通しへのリスクは下向きに傾いている」
「市場の混乱が信用状態をタイトにする可能性」
「金融市場の緊張は深刻」
「現在の市場の緊張を注意深く監視」
「流動性危機は見られないが、必要に応じて対応する準備はできている」
「銀行セクターは2008年よりも強い立場にある」
「現時点で金利の道筋をコメントすることはできない」
「不透明性が払拭され、基本シナリオが持続すれば追加措置が必要」
「ECBはインフレ退治のコミットメントを弱めていない」

23:30 米地銀ファースト・リパブリック、米政府の調停で複数大手銀が300億ドル預金へ

——–3/16株式・債券・商品————————

日経平均 27010.61▼218.87
豪ASX  6965.538▼103.385
上海総合 3226.891▼36.424
英FT    7410.03△65.58
独DAX   14967.10△231.84
NYダウ  32246.55△371.98

日10年債利回り 0.315%▼0.014
豪10年債利回り 3.334%▼0.101
英10年債利回り 3.425%△0.104
独10年債利回り 2.290%△0.160
米02年債利回り 4.1572%△0.2698
米10年債利回り 3.5770%△0.1222

NY原油 68.35△0.74
NY金  1923.00▼8.30

————3/17注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
06:00 シムカス・リトアニア中銀総裁講演
19:00 2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
21:30 1月対カナダ証券投資
22:15 2月米鉱工業生産
22:15 2月米設備稼働率
23:00 2月米景気先行指数
23:00 3月米ミシガン大消費者態度指数・速報値

————3/17きょうのひとこと———————

更新が遅くなってしまいましたが、ここまでの市場のムードを見ると、どうやら米&スイスの金融機関を巡る不安はひとまず収束に向かう模様です。この先、飛び火するリスクはいくぶん残っているかもしれませんが、とりあえず市場の関心は来週のFOMCに向かうのでしょう。今夜はミシガン大の消費者期待インフレ率に注目です。

本日もよろしくお願いします。