総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/14火)

米3月利上げが0bpか25bpかで揺れる中、2年金利は60bpもの大幅低下 CPIでさらに変動の公算

————-3/13ドル円相場————————

SVB破綻の影響で米利上げ見送り観測強まる 金利急低下で132.286まで下値拡大

OP133.808 HI135.041  LO132.286 CL133.215

———-3/13主な出来事—————————

07:24 FRB
「今後生じる可能性のあるすべての流動性面の圧力に対処する用意がある」

16:09 英財務省
「SVB英法人をHSBCに売却、預金は全額保護・税金は投入せず」

22:08 バイデン米大統領
「政権の迅速な行動により、米国の銀行システムは安全であると米国人に確信させる」
「米国納税者の負担はなく、保険料から捻出される」
「議会と規制当局に銀行規制の強化を求める」

——–3/13株式・債券・商品————————

日経平均 27832.96▼311.01
豪ASX  7108.846▼38.619
上海総合 3268.696△46.017
英FT    7548.63▼199.72
独DAX   14959.47▼468.50
NYダウ  31819.14▼90.50

日10年債利回り 0.348%▼0.063
豪10年債利回り 3.520%▼0.061
英10年債利回り 3.370%▼0.270
独10年債利回り 2.259%▼0.249
米02年債利回り 3.9764%▼0.6098
米10年債利回り 3.5732%▼0.1255

NY原油 74.80▼1.88
NY金  1916.50△49.30

————3/14注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
16:00 2月英失業率
16:00 2月英失業保険申請件数
16:00 11-1月英失業率(ILO方式)
16:00 11-1月英週平均賃金
21:30 2月米消費者物価指数
—– EU財務相理事会

————3/14きょうのひとこと———————

米2年債利回りは昨日4%を割り込んで低下しました。低下幅は60bpに達しています。これほどの低下は見たことがないと思ったら、やはり1987年のブラックマンデー以来の大きさだそうです。SVB破綻の影響でFRBが3月の利上げを見送るかもしれないとの観測は十分に理解できます。ただ、FRBの利上げが0bpか25bpかで揺れているときに2年金利の60bp低下はいくらなんでも激しすぎるのではないでしょうか。そうした中で、今夜は米2月CPIが発表されます。2年金利が揺り戻しも含めて大きく動く可能性があるため、ドル円の大幅変動も継続しそうです。

本日もよろしくお願いします。