総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/23木)

FOMC議事録想定内のタカ派で135円回復ならず 明日は日銀総裁候補の所信聴取

————-2/22ドル円相場————————

135円の重さが意識されて反落するも134.357で下げ止まる FOMC議事録で持ち直すも135円を超えられずほぼ横ばいで取引終了

OP134.928 HI135.057  LO134.357 CL134.905

———-2/22主な出来事—————————

09:30 オーストラリア10-12月期賃金指数(前年比)+3.3%
前回
予想+3.5%

16:00 ドイツ1月消費者物価指数・改定値(前年比) +8.7%
前回+8.7%
予想+8.7%

18:00 ドイツ2月IFO企業景況感指数 91.1
前回90.2(90.1)
予想91.2

21:07 ブラード米セントルイス連銀総裁
「米国経済は、我々が想定しているよりも力強い」
「政策金利を5%以上に引き上げる必要がある」
「市場はリセッション(景気後退)に対して、過剰に警戒し過ぎている」

28:00 FOMC議事録
「ほぼ全員が0.25%の利上げが適切と判断」
「数人の当局者が0.50%の利上げを支持」
「抑制的な政策スタンスが不十分だった場合、インフレ圧力緩和に向けた最近の進展が止まりかねない」
「景気見通しへのリスクはダウンサイド」

——–2/22株式・債券・商品————————

日経平均 27104.32▼368.78
豪ASX  7314.50▼21.80
上海総合 3291.15▼15.38
英FT    7930.63▼47.12
独DAX   15399.89△2.27
NYダウ  33045.09▼84.50

日10年債利回り 0.506% 0.000
豪10年債利回り 3.874%△0.060
英10年債利回り 3.600%▼0.015
独10年債利回り 2.520%▼0.009
米02年債利回り 4.6933%▼0.0293
米10年債利回り 3.9156%▼0.0369

NY原油 73.95▼2.21
NY金  1841.50▼1.00

————2/23注目材料—————————-

<国内>天皇誕生日で休場
特になし

<海外>
07:30  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
09:30  10-12月期豪民間設備投資
14:00  1月シンガポール消費者物価指数
17:30  1月香港消費者物価指数
18:30  1月南アフリカ生産者物価指数
18:30  マン英MPC委員講演
19:00  1月ユーロ圏消費者物価指数・改定値
20:00  トルコ中銀政策金利
22:30  10-12月期米GDP・改定値
22:30  10-12月期米個人消費
22:30  米新規失業保険申請件数
24:00  デコス・スペイン中銀総裁議会証言
24:50  ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
25:00  EIA週間原油在庫統計
27:00  米7年債入札(350億ドル)
28:00  デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
—–  G20財務相・中銀総裁会議

————2/23きょうのひとこと———————

FOMC議事録は、50bp利上げに数人の支持があった点などからいくぶんタカ派的でしたが、それも含めて想定内だったと言えそうです。議事録を受けてドルはやや上昇しましたが、ドル円は135円台の回復には至りませんでした。135円(21日高値135.23円)を巡る攻防の行方に引き続き注目です。なお、明日は午前11時からの予定で次期日銀総裁候補の植田氏が衆院で所信聴取を行う予定です。場合によっては、植田発言が135円の攻防にケリをつけることになるのかもしれません。

本日もよろしくお願いします。