昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/16 木)
米CPIと小売りでターミナルレート引き上げの動き強まる 市場の関心は「125円割れ」の有無から「135円突破」の成否へ
————-2/15ドル円相場————————
実需フローで132.536まで軟化も下値堅い 米小売り上振れで利上げ長期化観測高まり134.364まで上伸
OP133.091 HI134.364 LO132.536 CL134.153
———-2/15主な出来事—————————
09:25 ロウRBA総裁
「現在の金融政策スタンスは制約的」
「インフレ率は高過ぎるため、引き下げる必要ある」
「金利については、まだ中銀の対応が不十分なリスクが残っている」
「豪経済をリセッションに陥れる意図はない」
16:00 イギリス1月消費者物価指数(前年比) +10.1%
前回+10.5%
予想+10.3%
16:00 イギリス1月消費者物価指数・コア(前年比) +5.8%
前回+6.3%
予想+6.2%
19:00 ユーロ圏12月鉱工業生産(前月比) -1.1%
前回+1.0%(1.4%)
予想-0.8%
19:00 ユーロ圏12月貿易収支(季調済) -181億ユーロ
前回-152億ユーロ(-144億ユーロ)
予想-160億ユーロ
22:15 カナダ1月住宅着工件数 21.54万件
前回24.86万件(24.83万件)
予想24.00万件
22:30 アメリカ1月小売売上高(前月比) +3.0%
前回-1.1%
予想+1.8%
22:30 アメリカ1月小売売上高・除自動車(前月比) +2.3%
前回-1.1%(-0.9%)
予想+0.8%
22:30 アメリカ2月ニューヨーク連銀製造業景気指数 -5.8
前回-32.9
予想-18.0
23:15 アメリカ1月鉱工業生産(前月比) 0.0%
前回-0.7%(-1.0%)
予想+0.5%
23:15 アメリカ1月設備稼働率 78.3%
前回78.8%(78.4%)
予想79.0%
24:00 アメリカ2月NAHB住宅市場指数 42
前回35
予想37
26:43 ラガルドECB総裁
「3月に50bpの利上げを実施するつもり」
「物価上昇圧力は強く、基調的なインフレ率は依然として高い」
——–2/15株式・債券・商品————————
日経平均 27501.86▼100.91
豪ASX 7352.210▼78.649
上海総合 3280.492▼12.790
英FT 7997.83△43.98
独DAX 15506.34△125.78
NYダウ 34128.05△38.78
日10年債利回り 0.507%▼0.003
豪10年債利回り 3.739% 0.000
英10年債利回り 3.487%▼0.034
独10年債利回り 2.475%△0.037
米02年債利回り 4.6309%△0.0155
米10年債利回り 3.8049%△0.0614
NY原油 78.59▼0.47
NY金 1834.20▼19.80
————2/16注目材料—————————-
<国内>
08:50 12月機械受注
08:50 1月貿易統計(通関ベース)
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
09:30 1月豪失業率
09:30 1月豪新規雇用者数
18:15 パネッタECB専務理事講演
22:00 ナーゲル独連銀総裁講演
22:30 1月米住宅着工件数
22:30 1月米建設許可件数
22:30 2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:30 1月米生産者物価指数
22:30 前週分の米新規失業保険申請件数
22:45 メスター米クリーブランド連銀総裁講演
24:00 レーンECB専務理事講演
26:00 ピル英MPC委員講演
27:00 マクルーフ・アイルランド中銀総裁講演
27:00 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁講演
27:30 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
30:00 クックFRB理事講演
————2/16きょうのひとこと———————
CPIに続き小売売上高も予想を上振れしたことで、「米利上げはあと3回でFF金利は6月に5.25-5.50%へ」との見方が強まってきました。1月には「3月(4.75-5.00%)で利上げ打ち止め」との見方が広がっていたことを考えると、わずか1カ月で市場の見方が大きく変わったことがわかります。そうした中、ドル円相場に対する市場の関心は1カ月前の「125円台を割り込むか」から「135円を超えられるか」に移ったと考えられます。
本日もよろしくお願いします。