総研ブログ

3日のドル円相場ときょうのひとこと(2/6 月)

雇用統計とISMは予想のナナメ上 雨宮次期総裁めぐる観測報道 ドル買いと円売りの材料が揃うのは久しぶり

————-2/3ドル円相場————————

米雇用統計と米ISM非製造業のWポジティブサプライズでドル急伸。

OP128.584 HI131.205  LO128.331 CL131.192

———-2/3主な出来事—————————

10:45 中国1月財新サービス業PMI 52.9
前回48.0
予想51.0

13:08 黒田日銀総裁
「国債購入と共担オペの組み合わせで適切な利回り促す」
「賃金上昇伴う物価2%の安定的・持続的な実現を目指す」
「日本経済を巡る不確実性は極めて大きい、金融緩和の継続が適当」
「消費者物価の前年比、来年度半ばにかけて2%下回る」

17:55 ドイツ県1月サービス業PMI・改定値 50.7
前回50.4
予想50.4

18:00 ユーロ圏1月サービス業PMI・改定値 50.8
前回50.7
予想50.7

18:30 イギリス1月サービス業PMI・改定値 48.7
前回48.0
予想48.0

19:00 ユーロ12月生産者物価指数(前年比) +24.6%
前回+27.1%(27.0%)
予想+22.5%

22:30 アメリカ1月非農業部門雇用者数変化(前月比) +51.7万人
前回+22.3万人(26.0万人)
予想+18.8万人
22:30 アメリカ1月失業率 3.4%
前回3.5%
予想3.6%
22:30 アメリカ1月平均時給(前月比) +0.3%
前回+0.3%(0.4%)
予想+0.3%
22:30 アメリカ1月平均時給(前年比) +4.4%
前回+4.6%(4.8%)
予想+4.3%

24:00 アメリ1月ISM非製造業景況指数  55.2
前回49.6(49.2)
予想50.4

28:47 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「雇用統計はすごい数字だったが、傾向は驚くべきものではない」
「方向性のある政策は追加の引き締めであり、その後しばらく据え置かれるだろう」

——–2/3株式・債券・商品————————

日経平均 27509.46△107.41
豪ASX  7558.108△46.460
上海総合 3263.406▼22.264
英FT    7901.80△81.64
独DAX   15476.43▼32.76
NYダウ  33926.01▼127.93

日10年債利回り 0.496%▼0.002
豪10年債利回り 3.384%▼0.157
英10年債利回り 3.055%△0.049
独10年債利回り 2.193%△0.113
米02年債利回り 4.2886%△0.1844
米10年債利回り 3.5246%△0.1319

NY原油 73.39▼2.49
NY金  1862.90▼53.40

————2/6注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
16:00  12月独製造業新規受注
17:15  ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
17:40  マン英MPC委員講演
18:30  1月英建設業PMI
19:00  12月ユーロ圏小売売上高
24:00  1月カナダIvey購買部協会景気指数
26:00  ピル英MPC委員講演

————2/6きょうのひとこと———————

米1月雇用統計と米1月ISM非製造業景況指数はいずれも予想のナナメ上を行く好結果でした。加えて、今朝は「雨宮次期日銀総裁」報道です。久しぶりにドル買い材料と円売り材料が揃った形でドル円は132円台へ上伸しています。雨宮氏は現日銀副総裁で、つまり黒田バズーカを後ろで支えた人物。総裁になっても大幅な緩和修正は行わないとの見方が強まりやすい人事案となります。ただし、雨宮次期日銀総裁については観測報道の域を出ていません。まだしばらくの間は他の候補者の名前とともに浮かんでは消え、消えては浮かぶを繰り返す可能性もあるでしょう。

本日もよろしくお願いします。