総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/2 木)

FOMC終えて関心は明日の雇用統計に 今夜も米雇用指標あり 今夜は欧州通貨に対するドルの動きにも注目

————-2/1ドル円相場————————

ADPとISMダブルパンチでドル軟化。FOMC後には128.541まで下落。FRB議長の発言が警戒したほどタカ派的ではなかったとの見方。

OP129.989 HI130.412  LO128.541 CL128.926

———-2/1主な出来事—————————

10:45 中国1月財新製造業PMI 49.2
前回49.0
予想49.5

17:55 ドイツ1月製造業PMI・改定値 47.3
前回47.0
予想47.0

18:00 ユーロ1月製造業PMI・改定値 48.8
前回48.8
予想48.8

18:30 イギリス1月製造業PMI・改定値 47.0
前回46.7
予想46.7

19:00 ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値(前年比) +8.5%
前回+9.2%
予想+9.0%

22:15 アメリカ1月ADP雇用統計(前月比)+10.6万人
前回+23.5万人(25.3万人)
予想+17.8万人

23:45 アメリカ1月製造業PMI・改定値 46.9
前回46.8
予想46.8

24:00 アメリカ1月ISM製造業景況指数 47.4
前回48.4
予想48.0

24:00  アメリカ12月JOLTS求人件数 1101.2万件
前回1044.0万件
予想1030.0万件

28:00 FOMC、政策金利を4.25-4.50%から4.50-4.75%へ引き上げ
「インフレは幾分緩和されたが、高止まりしている」
「継続的な利上げが適切になると予想する」

28:30 パウエルFRB議長会見
「急速な引き締めの完全な効果はまだ感じられない」
「十分に抑制的なスタンスとなるために、継続的な利上げが適切と想定」
「あと2回ほどの利上げを協議中」
「十分に抑制的な水準からそれほど遠くない」
「モノのセクターでディスインフレのプロセスが始まった」

——–2/1株式・債券・商品————————

日経平均 27346.88△19.77
豪ASX  7501.662△25.001
上海総合 3284.921△29.252
英FT    7761.11▼10.59
独DAX   15180.74△52.47
NYダウ  34092.96△6.92

日10年債利回り 0.492%▼0.004
豪10年債利回り 3.569%△0.018
英10年債利回り 3.307%▼0.025
独10年債利回り 2.284%▼0.002
米02年債利回り 4.1063%▼0.0948
米10年債利回り 3.4166%▼0.0903

NY原油 76.41▼2.46
NY金  1927.80▼1.70

————2/2注目材料—————————-

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
08:50  1月マネタリーベース

<海外>
06:45  12月NZ住宅建設許可件数
09:30  12月豪住宅建設許可件数
16:00  12月独貿易収支
21:00  BOE政策金利
21:00  BOE議事要旨
21:00  BOE金融政策報告書
21:30  ベイリーBOE総裁記者会見
21:30  1月米チャレンジャー人員削減数
22:15  ECB政策金利
22:30  12月カナダ住宅建設許可件数
22:30  10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値
22:30  10-12月期米単位労働コスト・速報値
22:30  米新規失業保険申請件数
22:45  ラガルドECB総裁記者会見
24:00  12月米製造業新規受注

————2/2きょうのひとこと———————

FOMCを終えてドル相場の関心は明日の米1月雇用統計に向かいます。一昨日は米1月雇用コスト指数、昨日は米1月ADP雇用統計に反応して下落するなど、最近のドルは米雇用指標に敏感です。雇用情勢が鈍化すればFOMCの利上げが早い時期に終了するとの思惑が強まりやすいためでしょう。明日の雇用統計を前に、きょうも米1月チャレンジャー人員削減数と新規失業保険申請件数の発表が予定されています。ただ、欧州ではBOEとECBの金融政策に注目が集まっており、いずれもFOMCの利上げ幅を上回る50bpの利上げに動くと見られています。ポンドやユーロに対するドルの動きにも要注目です。

本日もよろしくお願いします。