総研ブログ

6日のドル円相場ときょうのひとこと(1/9 月)

平均時給とISM非製造業のダブルパンチで3円近い大幅反落。今週はFRB議長講演とCPIに注目。

————-1/6ドル円相場————————

半月ぶりの高値134.771まで買い先行も、米雇用統計と米ISM非製造業景況指数で131.993まで3円近く反落。

OP133.399 HI134.771  LO131.993 CL132.140

———-1/6主な出来事—————————

14:48 日銀関係筋
「日銀はYCCの再修正を急がない。12月決定の影響と効果を見極める」

16:00 ドイツ11月製造業新規受注(前月比) -5.3%
前回0.8%(0.6%)
予想-0.5%

16:00 ドイツ11月小売売上高(前月比)+1.1%
前回-2.8%(-2.7%)
予想+1.0%

19:00 ユーロ圏12月消費者物価指数・速報値(前年比) +9.2%
前回+10.1%
予想+9.5%

19:00 ユーロ圏11月小売売上高(前月比) +0.8%
前回-1.8%(-1.5%)
予想+0.5%

22:30 カナダ12月新規雇用者数 +10.4万人
前回+1.01万人
予想+0.80万人

22:30 カナダ12月失業率 5.0%
前回5.1%
予想5.2%

22:30 アメリカ12月非農業部門雇用者数(前月比) +22.3万人
前回+26.3万人(25.6万人)
予想+20.2万人
22:30 アメリカ12月失業率 3.5%
前回3.7%(3.6%)
予想3.7%
22:30 アメリカ12月平均時給(前月比) +0.3%
前回+0.6%(0.4%)
予想+0.4%
22:30 アメリカ12月平均時給(前年同月比) +4.6%
前回+5.1%(4.8%)
予想+5.0%

24:00 アメリカ12月ISM非製造業景況指数 49.6
前回56.5
予想55.0

25:17 クックFRB理事
「インフレは非常に高すぎる」
「目標の2%に戻す必要がある」

——–1/6株式・債券・商品————————

日経平均 25973.85△153.05
豪ASX  7109.594△45.965
上海総合 3157.636△2.420
英FT    7699.49△66.04
独DAX   14610.02△173.71
NYダウ  33630.61△700.53

日10年債利回り 0.49%
豪10年債利回り 3.824%▼0.090
英10年債利回り 3.475%▼0.079
独10年債利回り 2.209%▼0.099
米02年債利回り 4.2578%▼0.1952
米10年債利回り 3.5600%▼0.1620

NY原油 73.77△0.10
NY金  1869.70△29.10

————1/9注目材料—————————-

<国内>
成人の日の祝日で休場

<海外>
09:30  11月豪住宅建設許可件数
15:45  12月スイス失業率
16:00  11月独鉱工業生産
16:45  11月仏貿易収支
16:45  11月仏経常収支
19:00  11月ユーロ圏失業率
21:00  12月メキシコ消費者物価指数
22:30  11月カナダ住宅建設許可件数
24:30  ピル英MPC委員講演
26:30  ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
29:00  11月米消費者信用残高

————1/9きょうのひとこと———————

米12月雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回り失業率が予想以上に低下しました。ただ、雇用者数は「レジャー・接客」など、比較的賃金の低いサービス業で増加した一方、「専門職・ビジネスサービス」などで減少しました。その結果、平均時給は伸びが減速。伸び率はまだ高水準とはいえ、さらなるインフレ鈍化への期待を高めることになりました。米12月ISM非製造業景況指数については、目を疑うほどの大幅な落ち込みとなり、一気に活動縮小を示す50.0割れへと急低下しました。寒波の影響などもあったと見られますが、想定以上の悪化であることに違いはありません。ドル円は、賃金の伸び鈍化と非製造業の業況悪化のダブルパンチによるドル売りで急落。雇用統計直前には134.77円まで上昇していましたが、ISMの発表後には131.99円まで軟化しました。今週は、10日のパウエルFRB議長の講演と12日の米12月消費者物価指数に注目です。

本日もよろしくお願いします。