総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/5 木)

前日比+1.3%の決め手なき大幅高 130円割れの底堅さ確認でショートカバーが活発化

————-1/4ドル円相場————————

下値試しは129.924まで。下値の堅さを確認すると132.715まで大幅反発。

OP131.007 HI132.715  LO129.924 CL132.674

———-1/4主な出来事—————————

11:24 黒田日銀総裁
「日本経済はしっかり安定的成長続ける見込み。緩和的金融環境維持がその背景」
「賃金上昇を伴う形での物価上昇実現のために金融緩和継続」

13:50 中国、豪州産石炭禁輸の一部解除を検討

23:07 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「インフレがピークを迎えたと確信できるまで、少なくともあと数回は利上げを続けることが適切」
「FRBは目標金利を維持すべきであり、金利水準は5.4%になると見込む」

16:45 フランス12月消費者物価指数・速報値(前年比) 5.9%
前回6.2%
予想6.4%

17:50 フランス12月サービス業PMI・改定値 49.5
前回48.1
予想48.1

17:55 ドイツ12月サービス業PMI・改定値 49.2
前回49.0
予想49.0

18:00 ユーロ圏12月サービス業PMI・改定値 49.8
前回49.1
予想49.1

24:00 アメリカ12月ISM製造業景況指数 48.4
前回49.0
予想48.5

24:00 アメリカ11月JOLTS求人件数 1045.8万件
前回1051.2万件
予想1005.0万件

28:00 FOMC議事録
「金融環境の不当な緩和を警戒」
「当局者はインフレがより持続性があると認識」
「当局者は利上げ減速により、インフレと雇用の進捗状況を評価できるようになると認識」
「2023年にFF金利の引き下げ開始が適切になると予想する当局者はいなかった」
「当局者は引き続き、FF金利の継続的な引き上げが適切であると認識」
「当局者はインフレ率を委員会の目標である2%に戻すことへの強いコミットメントを再確認」

——–1/4株式・債券・商品————————

日経平均 25716.86▼377.64
豪ASX  7059.218△113.028
上海総合 3123.516△7.004
英FT    7585.19△31.10
独DAX   14490.78△309.11
NYダウ  33269.77△133.40

日10年債利回り 0.465%△0.043
豪10年債利回り 3.902%▼0.101
英10年債利回り 3.491%▼0.160
独10年債利回り 2.272%▼0.117
米02年債利回り 4.3534%▼0.0165
米10年債利回り 3.6827%▼0.0562

NY原油 72.84▼4.09
NY金  1859.00△12.90

————1/5注目材料—————————-

<国内>
08:50  12月マネタリーベース

<海外>
10:45  12月財新中国サービス業PMI
16:00  11月独貿易収支
18:30  12月英サービス業PMI・改定値
19:00  11月ユーロ圏卸売物価指数
21:30  12月米チャレンジャー人員削減数
21:30  ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
22:15  12月ADP全米雇用報告
22:30  11月カナダ貿易収支
22:30  11月米貿易収支
22:30  前週分の米新規失業保険申請件数
23:20  ボスティック米アトランタ連銀総裁あいさつ
23:45  12月米サービス業PMI・改定値
25:00  EIA週間原油在庫統計
27:20  ブラード米セントルイス連銀総裁講演

————1/5きょうのひとこと———————

昨日のドル円は前日比+1.3%の大幅高となりました。これといった決め手がない中での大幅高ですから、短期筋のショートカバーが主導したものと考えられているようです。FRBの早期利下げ転換と日銀の早期緩和修正という2つの「思惑」で下げていたドル円ですが、130円割れがあまりにも底堅かったため短期筋が買戻しを迫られたとの見方です。相場は「思惑」で動くものですが、「思惑」だけでの動きには限界があるということもあらためて感じました。

本日もよろしくお願いします。