総研ブログ

2日のドル円相場ときょうのひとこと(12/5 月)

強い雇用統計でもドル反落 「どこまで戻るか」より「どこまで下げるか」が気になる

————-12/2ドル円相場————————

雇用統計前に133.611まで下落。米11月雇用統計の好結果で135.984まで急反発も、ドル売り根強く134.318に押し戻されてクローズ。

OP135.311 HI135.984  LO133.611 CL134.318

———-12/2主な出来事—————————

16:00 ドイツ10月貿易収支 +69億ユーロ
前回+37億ユーロ(28億ユーロ)
予想+52億ユーロ

19:00 ユーロ 10月生産者物価指数(前年比)+30.8%
前回+41.9%
予想+31.5%

22:30 カナダ11月新規雇用者数 +1.01万人
前回+10.83万人
予想+0.50万人
22:30 カナダ11月失業率 5.1%
前回5.2%
予想5.3%

22:30 アメリカ11月非農業部門雇用者数 +26.3万人
前回+26.1万人(28.4万人)
予想+20.0万人
22:30 アメリカ11月失業率 3.7%
前回3.7%
予想3.7%
22:30 アメリカ11月平均時給(前月比)+0.6%
前回+0.4%(0.5%)
予想+0.3%
22:30 アメリカ11月平均時給(前年比)+5.1%
前回+4.7%(5.6%)
予想+4.6%

25:23 エバンズ米シカゴ連銀総裁
「政策金利は若干高めのピークを付ける可能性がある」
「我々は金融政策を適切に制限する道を進んでいる」

25:41 EU、ロシア産原油の輸出上限価格を1バレル60ドルに設定で合意

——–12/2株式・債券・商品————————

日経平均 27777.90▼448.18
豪ASX  7301.463▼52.955
上海総合 3156.144▼9.327
英FT    7556.23▼2.26
独DAX   14529.39△39.09
NYダウ  34429.80△34.79

日10年債利回り 0.255%△0.002
豪10年債利回り 3.391%▼0.090
英10年債利回り 3.154%△0.054
独10年債利回り 1.856%△0.042
米02年債利回り 4.2717%△0.0441
米10年債利回り 3.4862%▼0.0186

NY原油 79.98▼1.24
NY金  1795.90▼5.20

————12/5注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
10:45  11月財新中国サービス業PMI
10:45  ラガルドECB総裁講演
16:00  11月トルコ消費者物価指数
17:00  ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
17:50  11月仏サービス業PMI・改定値
17:55  11月独サービス業PMI・改定値
18:00  11月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
18:00  マクルーフ・アイルランド中銀総裁講演
18:30  11月英サービス業PMI・改定値
19:00  10月ユーロ圏小売売上高
22:30  10月カナダ住宅建設許可件数
23:45  11月米サービス業PMI・改定値
24:00  11月米ISM非製造業景況指数
24:00  10月米製造業新規受注
25:00  ウンシュ・ベルギー中銀総裁講演
—–  ユーロ圏財務相会合

————12/5きょうのひとこと———————

前週末2日の米11月雇用統計は予想以上に強い結果でしたが、ドル円は戻りを売られる展開となり、前日比0.7%安で終了。米債市場では利上げ長期化観測で2年債利回りが上昇した一方、リセッション入りへの懸念で10年債利回りは低下。結果的に強い雇用統計でもドル安の流れを止められなかった格好で、売り圧力の強さを意識せざるを得ない動きとなりました。目先のドル円については、「どこまで戻るか」より、「どこまで下げるか」を気にするべきかもしれません。

本日もよろしくお願いします。