総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(12/2 金)

問答無用のドル売りでステージは135円の攻防へ 米雇用統計が焦点に

————-12/1ドル円相場————————

FRB議長の発言を受けたドル売り継続。米PCEと米ISMでドル売りが加速すると135.213まで下落。

OP137.956 HI138.098  LO135.213 CL135.331

———-12/1主な出来事—————————

09:30 オーストラリア7-9月期民間設備投資(前期比)-0.6%
前回-0.3%(0.0%)
予想+1.5%
10:45 中国11月財新製造業PMI 49.4
前回49.2
予想48.9

16:00 ドイツ10月小売売上高(前月比) -2.8%
前回+0.9%(1.2%)
予想-0.6%

17:55 ドイツ11月製造業PMI・改定値 46.2
前回46.7
予想46.7
18:00 ユーロ11月製造業PMI・改定値 47.1
前回47.3
予想47.3
18:30 イギリス11月製造業PMI・改定値 46.5
前回46.2
予想46.2
19:00 ユーロ10月失業率 6.5%
前回6.6%
予想6.6%

22:30 アメリカ10月個人所得(前月比) +0.7%
前回+0.4%
予想+0.4%
22:30 アメリカ10月個人消費支出(PCE)(前月比)+0.8%
前回+0.6%
予想+0.8%
22:30 アメリカ10月PCEデフレーター(前年比) +6.0%
前回+6.2%(6.3%)
予想+6.0%
22:30 アメリカ10月PCEコア・デフレーター(前年比)+5.0%
前回+5.1%(5.2%)
予想+5.0%

22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.5万件
前回24.0万件(24.1万件)
予想23.5万件

23:48 ボウマンFRB理事
「利上げペース減速は適切」
「インフレ率はわずかに鈍化しているが、依然として許容できないほど高い」
「ターミナルレートは9月予想よりもわずかに高いだろう」

24:00 アメリカ11月ISM製造業景況指数 49.0
前回50.2
予想49.8

27:38 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「インフレは依然として高すぎる」
「インフレ率が緩和して目標を達成するには数年かかるだろう」

——–12/1株式・債券・商品————————

日経平均 28226.08△257.09
豪ASX  7354.418△70.246
上海総合 3165.471△14.136
英FT    7558.49▼14.56
独DAX   14490.30△93.26
NYダウ  34395.01▼194.76

日10年債利回り 0.253% 0.000
豪10年債利回り 3.481%▼0.048
英10年債利回り 3.100%▼0.061
独10年債利回り 1.814%▼0.116
米02年債利回り 4.2276%▼0.0826
米10年債利回り 3.5048%▼0.1006

NY原油 81.22△0.67
NY金  1801.10△55.10

————12/2注目材料—————————-

08:50 11月マネタリーベース
—– 黒田日銀総裁あいさつ

<海外>
11:40 ラガルドECB総裁講演
16:00 10月独貿易収支
16:00 10月独輸入物価指数
16:45 10月仏鉱工業生産
16:45 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
19:00 10月ユーロ圏卸売物価指数
21:00 デギンドスECB副総裁講演
22:30 ナーゲル独連銀総裁講演
22:30 11月カナダ雇用統計
22:30 11月米非農業部門雇用者数
22:30 11月米失業率
22:30 11月米平均時給
23:15 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
24:15 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

4日 OPECプラス閣僚級会合

————12/2きょうのひとこと———————

ドル円は問答無用の売りで、一気に135円の攻防へとステージを変えました。長期トレンドの要である200日移動平均線(134.50付近)も視野に入っています。なお、200日線を割り込めば2020年2月以来でおよそ600日ぶりとなります。焦点はいうまでもなく22:30の米11月雇用統計。これまで比較的堅調だった米雇用市場にも減速感が出るようならドル売りの流れがさらに強まる可能性も。しかし、米雇用はまだまだ堅調という結果になれば週末を控えて短期筋のドル買戻しが活発化しそうです。なお、ドル/円はRSI(相対力指数)が30%を下回るなど、一部のテクニカル指標には「売られすぎ」を示すシグナルも出ています。

本日もよろしくお願いします。