総研ブログ

18日のドル円相場ときょうのひとこと(11/21 月)

FRB高官の発言はタカ・ハト交錯。12月FOMCまでに雇用統計とCPIがもう一回ずつ。

————-11/18ドル円相場————————

140.497まで買い先行も、週末控えて139.627まで軟化。ただ、ボストン連銀総裁のタカ派発言で140円台を回復。

OP140.206 HI140.497  LO139.627 CL140.381

———-11/18主な出来事—————————

08:30 日本10月全国消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +3.6%
前回+3.0%
予想+3.5%

09:09 黒田日銀総裁
「消費者物価の前年比は来年度以降2%を下回る」
「コアCPIの先行きは来年半ばにかけてプラス幅を縮小すると予想」
「2%の物価安定目標の安定的持続には3%程度の賃上げ継続が必要」
「いま金利引き上げて経済回復遅らせ、賃金上昇余地減るのは望ましくない」
「急速かつ一方的な円安進行、日本経済全体にマイナスで望ましくない」

09:24 鈴木財務相
「(CPI上昇は)国際的な原材料価格の上昇や円安の影響ある」

16:00 イギリス10月小売売上高(前月比) +0.6%
前回-1.4%(-1.5%)
予想+0.3%
16:00 イギリス10月小売売上高・除自動車燃料(前月比) +0.3%
前回-1.5%
予想+0.6%

17:32 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「さらなる利上げを予想」
「ユーロ圏のインフレは高すぎる」
「リセッションのリスクは高まっている」

22:45 コリンズ米ボストン連銀総裁
「景気抑制スタンスはしばらくの間維持する必要」
「0.75%利上げの可能性は依然としてある」

24:00 アメリカ10月中古住宅販売件数(年率換算数)443万件
前回471万件
予想440万件

——–11/18株式・債券・商品————————

日経平均 27899.77▼30.80
豪ASX  7151.832△16.181
上海総合 3097.243▼18.192
英FT    7385.52△38.98
独DAX   14431.86△165.48
NYダウ  33745.69△199.37

日10年債利回り 0.249%△0.003
豪10年債利回り 3.611%▼0.005
英10年債利回り 3.239%△0.037
独10年債利回り 2.014%▼0.006
米02年債利回り 4.5329%△0.0809
米10年債利回り 3.8288%△0.0631

NY原油 80.08▼1.56
NY金  1754.40▼8.60

————11/21注目材料—————————-

<国内>
特になし

<海外>
16:00 10月独生産者物価指数
17:30 10月香港消費者物価指数
21:00 ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
25:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁講演
25:30 米2年債入札
27:00 米5年債入札

————11/21きょうのひとこと———————

18日はボストン連銀のコリンズ総裁が75bp利上げ継続の可能性に言及。しかし、週末19日にはアトランタ連銀のボスティック総裁が「次回会合で利上げペースを緩めることに抵抗を感じない」として50bpへのペースダウンを示唆しました。12月の50bp利上げを8割がた織り込んだ市場ほどには、FRB内部では利上げ減速に対するコンセンサスは出来上がっていないのかもしれません。12月FOMC(13-14日)の前に発表される11月雇用統計(2日)と11月CPI(13日)に注目が集まりそうです。

本日もよろしくお願いします。