総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/2 水)

いよいよFOMC、12月利上げ減速の示唆はあるか? 次の動きは150円か145円か?

————-11/1ドル円相場————————

149手前で伸び悩むと、手仕舞い売りや人民元高・ドル安で146.990まで下落。しかし、米JOLTとISMで148円台を回復。

OP148.654 HI148.820  LO146.990 CL148.243

———-11/1主な出来事—————————

10:45 中国10月財新製造業PMI 49.2
前回48.1
予想49.0

10:50 黒田日銀総裁
「金融緩和で下支えする必要」

12:30 RBA、政策金利を2.60%から2.85%に引き上げ
「今年後半にインフレは約8%でピークに達すると予測」
「今後の金利上昇の規模とタイミングは、今後のデータと物価と雇用の見通しの評価による」

14:04 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「金利はまだ目標値まで到達していない」
「ユーロ圏のインフレは高すぎる」

17:30 ロウRBA総裁
「緩やかなペースでの利上げが適切と判断した」
「必要であれば、より大幅な利上げに戻る可能性もある」
「必要であれば、しばらくの間、金利を安定維持する可能性も」

18:30 イギリス10月製造業PMI・改定値 46.2
前回45.8
予想45.8

22:45 アメリカ10月製造業PMI・改定値 50.4
前回49.9
予想49.9

23:00 アメリカ10月ISM製造業景況指数 50.2
前回50.9
予想50.0

——–11/1株式・債券・商品————————

日経平均 27678.92△91.46
豪ASX  6976.856△113.398
上海総合 2969.199△75.716
英FT    7186.16△91.63
独DAX   13338.74△85.00
NYダウ  32653.20▼79.75

日10年債利回り 0.257%△0.009
豪10年債利回り 3.763%△0.008
英10年債利回り 3.470%▼0.046
独10年債利回り 2.131%▼0.011
米02年債利回り 4.5447%△0.0623
米10年債利回り 4.0419%▼0.0059

NY原油 88.37△1.84
NY金  1649.70△9.00

————11/2注目材料—————————-

<国内>
08:50  9月21-22日分の日銀金融政策決定会合議事要旨
08:50  10月マネタリーベース

<海外>
06:45  7-9月期NZ失業率
06:45  7-9月期NZ雇用者数
07:30  マックレムBOC総裁議会証言
09:30  9月豪住宅建設許可件数
16:00  9月独貿易収支
17:50  10月仏製造業PMI改定値
17:55  10月独製造業PMI改定値
17:55  10月独失業率
17:55  10月独失業者数
18:00  マクルーフ・アイルランド中銀総裁講演
18:00  10月ユーロ圏製造業PMI改定値
21:15  10月ADP全米雇用報告
23:00  ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
23:30  EIA週間原油在庫統計
27:00  ナーゲル独連銀総裁講演
27:00  FOMC政策金利
27:30  パウエルFRB議長定例記者会見

————11/2きょうのひとこと———————

いよいよFOMCです。とはいえ、市場の関心は今回の利上げ幅(75bpを織り込み済み)ではなく、次回12月の利上げ幅です。先月後半以降、WSJ紙の著名記者の見解を受けて12月の利上げ鈍化観測が明滅。それにつれてドル/円も乱高下してきました。きょうのFOMCでこの論争にひとまず決着がつくのか注目しましょう。声明に12月の利上げ幅に関する見解が盛り込まれる可能性は小さいので、なにか飛び出すとすればやはりパウエルFRB議長の会見ということになるのでしょう。ドル円は、FOMC後に150円を目指すのか145円を目指すのか、奇しくも14:30時点のドル円相場はそのちょうど真ん中の147.50円付近で推移しています。

本日もよろしくお願いします。