総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/5 月)

米雇用統計はマチマチ 与党党首選を受けたポンドの動きに注意

————-9/2ドル円相場————————

米雇用統計を受けて24年ぶり高値140.798まで上昇も、米3連休前の持ち高調整売りに押されて伸び悩む。

OP140.193 HI140.798  LO139.862 CL140.231

———-9/2主な出来事—————————

10:04 松野官房長官
「為替の急速な変動は望ましくない」
「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視する」
「為替相場はファンダメンタルズに沿って安定的推移が重要」

2日10:49 鈴木財務相
「市場動向を高い緊張感をもって注視したい」
「最近の為替変動はやや大きくなっている印象」
「為替、ファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要」
「各国当局と緊密に連携しつつ、必要に応じて適切な対応とる」

15:00 ドイツ7月貿易収支 +54億ユーロ
前回+64億ユーロ(63億ユーロ)
予想+48億ユーロ

18:00 ユーロ7月卸売物価指数(前年比) +37.9%
前回+35.8%(36.0%)
予想+35.8%

21:30 アメリカ8月非農業部門雇用者数(前月比)+31.5万人
前回52.8万人(52.6万人)
予想30.0万人
21:30 アメリカ8月失業率 3.7%
前回3.5%
予想3.5%
21:30 アメリカ8月平均時給(前月比) +0.3%
前回+0.5%
予想+0.4%
21:30 アメリカ8月平均時給(前年比) +5.2%
前回+5.2%
予想+5.3%
23:00 アメリカ7月製造業新規受注(前月比) -1.0%
前回+2.0%
予想+0.2%

00:28 バイデン米大統領
「雇用統計の結果は良いニュース」
「インフレが緩和し始めている兆しがあるようだ」

25:37 イエレン米財務長官
「労働参加率はパンデミック前の水準まで回復した」
「インフレ率は依然として高過ぎる水準にある」

——–9/2株式・債券・商品————————

日経平均 27650.84▼10.63
豪ASX  6828.708▼16.888
上海総合 3186.478△1.498
英FT    7281.19△132.69
独DAX   13050.27△420.04
NYダウ  31318.44▼337.98

日10年債利回り 0.241%▼0.001
豪10年債利回り 3.646%▼0.039
英10年債利回り 2.918%△0.039
独10年債利回り 1.525%▼0.036
米02年債利回り 3.3873%▼0.1121
米10年債利回り 3.1894%▼0.0639

NY原油 86.87△0.26
NY金  1713.00△13.40

————9/5注目材料—————————

<国内>
特になし

<海外> 米国祝日(レーバーデー)
10:45  8月財新中国サービス業PMI
16:00  8月トルコ消費者物価指数
16:00  4-6月期スイスGDP
16:50  8月仏製造業PMI改定値
16:55  8月独製造業PMI改定値
17:00  8月ユーロ圏製造業PMI改定値
17:30  8月英製造業PMI改定値
18:00  7月ユーロ圏小売売上高
24:30  マン英MPC委員講演
—–  英与党保守党党首選の決選投票結果発表
—–  OPECプラス閣僚級会合

————9/5きょうのひとこと———————

きょうは、ジョンソン英首相の後任を決める保守党の党首選の結果が発表されます。世論調査ではトラス氏がスナク氏を大きくリードしています。即時減税を打ち出しているトラス氏が次期首相に決まれば、英国のインフレはさらに加速するとの懸念がポンドの上値を抑えています。市場はトラス首相の誕生をすでに織り込んでいると見られますが、米国の祝日で薄商いが想定されるだけにポンド相場が思わぬ大きな反応を示す可能性も否定はできません。ポンドドルの動きがドル円に波及する可能性もないとは言えないでしょう。

本日もよろしくお願いします。