総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/3 水)

2カ月ぶり安値から3円近い怒涛の切り返しを見せつけられたことでドル売り意欲はひとまず減退へ

————-8/2ドル円相場————————

米中対立懸念のリスクオフで130.382まで円買い先行も、FRB高官のタカ派発言が相次ぎ133.164までドル買い強まる。

OP131.638 HI133.164  LO130.382 CL133.125

———-8/2主な出来事—————————

10:30 オーストラリア6月住宅建設許可件数 (前月比) -0.7%
前回+9.9%(11.2%)
予想-5.0%

13:30 RBA、政策金利を1.35%から1.85%へ引き上げ
「理事会は今後数カ月間、金融情勢の正常化に向けて更なるステップを踏むと予想しているが、あらかじめ設定された軌道上にあるわけではない」
「将来の金利引き上げの規模とタイミングは、今後のデータとインフレや労働市場の見通しに関する理事会の評価によって決定」

15:00 イギリス7月ネーションワイド住宅価格(前月比) +0.1%
前回+0.3%(0.2%)
予想+0.3%

22:51 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「FRBのインフレ対策は終了からほど遠い」

25:04 エバンズ米シカゴ連銀総裁
「9月会合での0.50%利上げは合理的だが0.75%でも問題ない」
「現在のインフレ率は経済にとって不健全」
「年内に3.25-3.5%の金利目標に到達するのは合理的」

26:19 メスター米クリーブランド連銀総裁
「我々はリセッションに陥っているとは思わない」
「現在、米国の労働市場は非常に健全」
「FRBはインフレ抑制にコミット」

——–8/2株式・債券・商品————————

日経平均 27594.73▼398.62
豪ASX  6998.051△52.901
上海総合 3186.266▼73.692
英FT    7409.11▼4.31
独DAX   13449.20▼30.43
NYダウ  32396.17▼402.23

日10年債利回り 0.176%▼0.010
豪10年債利回り 2.976%▼0.080
英10年債利回り 1.869%△0.061
独10年債利回り 0.820%△0.041
米02年債利回り 3.0508%△0.1807
米10年債利回り 2.7438%△0.1751

NY原油 94.42△0.53
NY金  1771.10△2.10

————8/3注目材料—————————

<国内>
特になし

<海外>
07:45  ブラード米セントルイス連銀総裁講演
07:45  4-6月期NZ失業率
07:45  4-6月期NZ就業者数
10:45  7月財新中国サービス業PMI
11:30  ペロシ米下院議長、蔡英文台湾総統が会談
15:00  6月独貿易収支
15:30  7月スイス消費者物価指数
16:00  7月トルコ消費者物価指数
16:50  7月仏サービス業PMI・改定値
16:55  7月独サービス業PMI・改定値
17:00  7月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
17:30  7月英サービス業PMI・改定値
18:00  6月ユーロ圏卸売物価指数
18:00  6月ユーロ圏小売売上高
22:45  7月米サービス業PMI・改定値
23:00  7月米ISM非製造業指数
23:00  6月米製造業新規受注
23:30  EIA週間原油在庫統計
23:30  ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
24:45  バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
27:30  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
—–  OPECプラス閣僚級会合

————8/3きょうのひとこと———————

昨日のドル円は想像を絶する猛反発となりました。米中対立への警戒感から130.38円まで下落しましたが、NY市場で怒涛の切り返しを見せると133.16円まで安値から3円近く上昇したのです。これほどの大幅反発を見せつけられたからには、おいそれとドルを売る投資家は少ないでしょう。ドル円はひとまず底を打ったと見ますが、夏休みシーズンの薄商いで値が振れやすい状況だけに、不安定な相場展開はもうしばらく続きそうです。

本日もよろしくお願いします。