総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/27 水)

FOMCは議長会見が焦点 来春利下げを織り込みつつある市場にとってタカ派ショックの可能性も

————-7/26ドル円相場————————

米長期金利低下で136.267まで下落するも、対ユーロを中心とするドル買いで136.962まで反発。

OP136.658 HI136.962  LO136.267 CL136.957

———-7/26主な出来事—————————

08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨
「急激な円安の進行は不確実性高め経済にマイナス」
「足元の物価上昇は一時的、物価目標安定的達成難しい」
「物価の上昇、消費者マインド悪化通じ個人消費を下押しするリスク懸念」

22:00 IMF世界経済見通し
22年世界成長率3.2%(従来3.6%)
22年米成長率2.3%(従来3.7%)
22年中国成長率3.3%(従来4.4%)
22年日本成長率1.7%(従来2.4%)

22:00 アメリカ5月住宅価格指数(前月比) +1.4%
前回+1.6%(1.5%)
予想+1.5%

22:00 アメリカ5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年比) +20.5%
前回+21.2%
予想+20.6%

23:00 アメリカ7月消費者信頼感指数 95.7
前回98.7(98.4)
予想97.2

23:00 アメリカ7月リッチモンド連銀製造業指数 0
前回-11
予想-14

23:00 アメリカ6月新築住宅販売件数(年率換算) 59.0万件
前回69.6万件(64.2万件)
予想66.0万件

——–7/26株式・債券・商品————————

日経平均 27655.21▼44.04
豪ASX   6807.271△17.338
上海総合 3277.436△27.048
英FT    7306.28▼0.02
独DAX   13096.93▼113.39
NYダウ  31761.54▼228.50

日10年債利回り 0.211%△0.015
豪10年債利回り 3.340%▼0.014
英10年債利回り 1.917%▼0.020
独10年債利回り 0.925%▼0.093
米02年債利回り 3.0528%△0.0367
米10年債利回り 2.8068%△0.0109

NY原油 94.98▼1.72
NY金  1717.70▼1.40

————7/27注目材料—————————

<国内>
特になし

<海外>
10:30 4-6月期豪消費者物価指数
15:00 8月独Gfk消費者信頼感指数
20:00 6月メキシコ貿易収支
21:30 6月米卸売在庫
21:30 6月米耐久財受注額
23:00 6月米住宅販売保留指数
23:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 FOMC政策金利
27:30 パウエルFRB議長記者会見

————7/27きょうのひとこと———————

いよいよ今夜FOMCが政策発表を行います。75bp利上げが確実視されており(=織り込み済み)、これ自体はドルの動きの決定打にはならない見通しです。焦点はパウエルFRB議長が9月以降の利上げペースをどう語るかでしょう。いまの段階で議長が9月の利上げ幅を明確にする可能性は低いと見られますが、景気を多少悪化させても、インフレ抑制のために引き締めを続ける方針を改めて表明すると見ています。来春には利下げに転じるとの見方さえ織り込み始めた市場にとって、議長の発言はタカ派的に映る公算が大きいのではないでしょうか。FOMC後も「材料出尽くし」にはなりにくく、ドルは強地合いを維持すると予想しています。

本日もよろしくお願いします。