昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/26 火)
きょうからFOMC タカ派サプライズの余地あり 利上げ減速期待は引き締め効果を低減しかねず
————-7/25ドル円相場————————-
米債利回り低下で135.879まで下落する場面もあったが、2週間ぶりの135円台では買いが優勢。NY市場では136.791まで持ち直した。
OP136.101 HI136.791 LO135.879 CL136.652
———–7/25主な出来事—————————
17:00 ドイツ7月IFO企業景況感指数 88.6
前回92.3(92.2)
予想90.2
17:22 高田日銀審議委員 就任会見
「YCCは経済・物価への効果と金融市場への影響を両面見ながら考えていくべき」
「出口戦略は今の時点ではないが常に考えておくべき論点」
17:30 田村日銀審議委員 就任会見
「出口戦略は経済・物価・金融情勢によって大きく左右される」
「短期間での為替の大幅な変動は望ましくない」
「為替は経済ファンダメンタルズに沿った対応が望ましい」
23:30 ロシアが欧州向け天然ガス供給を一段と削減へ
・ノルドストリーム1のタービン1基を停止
——–7/25株式・債券・商品————————
日経平均 27699.25▼215.41
豪ASX 6789.933▼1.567
上海総合 3250.388▼19.586
英FT 7306.30△29.93
独DAX 13210.32▼43.36
NYダウ 31990.04△90.75
日10年債利回り 0.196%▼0.019
豪10年債利回り 3.354%▼0.086
英10年債利回り 1.937%▼0.002
独10年債利回り 1.018%▼0.013
米02年債利回り 3.0161%△0.0461
米10年債利回り 2.7959%△0.0455
NY原油 96.70△2.00
NY金 1719.10▼8.30
————7/26注目材料—————————-
<国内>
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(6月16-17日)
未定 7月月例経済報告
<海外>
22:00 5月米住宅価格指数
22:00 5月米ケース・シラー住宅価格指数
23:00 6月米新築住宅販売件数
23:00 7月米消費者信頼感指数
23:00 7月米リッチモンド連銀製造業景気指数
26:00 米5年債入札
————7/26きょうのひとこと———————
きょうからはじまるFOMCでは75bpの追加利上げが濃厚ですが、利上げによるリセッションへの懸念が広がる中、市場にはFOMCが9月以降に利上げペースを緩めるとの見方が広がっているようです。来年には「利下げ」開始、との見方さえ出ています。ただ、そうした観測で市場金利が低下してしまえば、インフレ抑制に向けた引き締め効果も低下してしまいます。そう考えると、FOMCがこのタイミングで利上げペース減速にコミットする可能性はきわめて低く、今回のFOMCはタカ派サプライズの余地があるのかもしれません。いずれにせよ、FOMC直前で様々な思惑が交錯しやすい時期だけに、ドル円相場も神経質な動きが続きそうです。
本日もよろしくお願いいたします。